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ナゾが渦巻く「新語・流行語大賞」 トップ10に入った「ごきげんよう」の受賞対象者が、なぜ吉高由里子じゃないの?

 12月1日、「2014 ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10及び大賞が発表され、大賞は女性お笑いコンビ・日本エレキテル連合の「ダメよ〜ダメダメ」と「集団的自衛権」のW受賞となった。

 世の下馬評では、「ダメよ〜ダメダメ」が圧倒的に有利と伝えられていたが、「集団的自衛権」との“セット受賞”には一部では疑問の声も飛んだようだ。しかも、受賞者が辞退して、「何のために大賞に選んだのか?」とやゆされる始末だった。

 その他、トップ10に入ったのは、「ありのままで」「カープ女子」「壁ドン」「危険ドラッグ」「ごきげんよう」「マタハラ」「妖怪ウオッチ」「レジェンド」の8語だったが、なかでも、さらなるナゾが渦巻いたのが「ごきげんよう」だ。

 いうまでもなく、「ごきげんよう」は今年9月まで放送されたNHK連続テレビ小説「花子とアン」で頻繁に使われた言葉。ヒロインの花子が通った修和女学校の女子生徒たちが用いるあいさつで、一般的に東京の「山の手言葉」といわれている。

 当然のことながら、この言葉を流行らせたのは主役の吉高由里子なのだが、なぜか受賞対象が吉高ではなく、ナレーションを務めた美輪明宏になっていたのを、どれほどの人がご存じだろうか? 

 主催者側の発表によると、美輪が受賞対象となった理由は、「山の手言葉『ごきげんよう』を感情豊かな語り口で視聴者の心に印象づけ、明日への活力をもたらしてくれた」というのが、その理由とされている。

 「ごきげんよう」が大賞に選ばれなかったため、それほど問題にならなかったが、もし大賞に選ばれていたら、物議を醸したに違いない。なぜ、吉高もしくは、美輪との2人ではなく美輪だったのか説明責任があったのでは?

 この賞の選考委員会は、姜尚中氏(作家・聖学院大学学長)、俵万智氏(歌人)、鳥越俊太郎氏(ジャーナリスト)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、箭内道彦氏(クリエイティブ・ディレクター)、清水均氏(「現代用語の基礎知識」編集長)が務めたが、その選考基準に疑問を感じざるを得ない。

 室井は「花子とアン」で、吉高の母親役を演じたが、その当事者が選考委員に入っていることで、なんらかの恣意的な操作があったのでは? と勘繰りたくもなるところだ。

 ところで、「Yahoo!ニュース」では、「新語・流行語大賞、あなたが選ぶなら?」との意識調査を、11月25日〜12月5日に実施し、10万2647票(男性=72.7%、女性=27.3%)の回答があった。

 調査は「Yahoo!ニュース」側で、19語をピックアップし、その選択肢のなかから投票する形となったが、やはり、「ダメよ〜ダメダメ」が3万5593票(34.7%)で断トツのトップ。小保方晴子氏の「STAP細胞はあります」が1万3674票(13.3%)、「ありのままで」が1万2595票(12.3%)で続いた。

 「花子とアン」の「ごきげんよう」は2011票(2.0%)、「こぴっと」は1488票(2.0%)しか入らず。ドラマの視聴率は「あまちゃん」より良かったが、「じぇじぇじぇ」ほど、流行らなかったということか…。

(リアルライブ編集部)

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