番組では、光浦軍「光浦靖子・ゆいP(おかずクラブ)・鈴木奈々」対AKB軍「横山由依・小田えりな・込山榛香」の6人タッグマッチを放送。6者とも過去にプロレスの試合に出場した経験があるうえ、しっかりとトレーニングを積んだため、レベルの高い攻防が繰り広げられる。
試合は横山と光浦の直接対決に。すると、横山は光浦に対し、強烈な蹴りを連発。その衝撃は、光浦が泣き出してしまうほど。
横山はそんな光浦に対し、WWEの元レスラー、ショーン・マイケルズの「スイート・チン・ミュージック」のような「トラース・キック」を顔面に5発お見舞い。その様子は、かなり凄惨なものだった。
これに一部ネットユーザーが反応。横山が番組中に、自身のTwitterに「『#メチャイケ#プロレス』見てますか〜?とツイートすると、「やりすぎ」「嫌いになりました」などと一部から批判のリプライが寄せられ、炎上状態に。
そんななか、試合は横山が光浦をフォールに行ったところで、巨大パンダが登場。AKB軍を蹴散らすと、今度はAKB軍のセコンドについていた女子プロレスラーが乱入し、レフェリーの岡村に暴行。試合は無効試合となる。
その後、マスクをかぶった相方の大久保佳代子がマイクで、清水ミチコが歌で光浦に賛辞を送り、ヒール役を演じたAKBの3人と光浦軍が握手。光浦の母も登場し、感動のフィナーレとなった。
番組の最後には、込山が「46歳の光浦さんが頑張って…」と号泣。さらに、横山も笑顔で光浦と健闘を称え合い、ナレーションで「ブサイクの顔を本気で蹴ってくれた横山さんに心よりお礼申し上げます」というアナウンスが流れ、「あくまでも演出」ということが、最後に強調された。
この光景に、「AKBは立派にヒール役を演じた」「横山が手加減するのは失礼」「本気でやったのに批判されるのはおかしい」など、番組中盤で横山を批判した層に対する反論が噴出。ネット上で、議論となっている。
様々な声はあるものの、AKB軍の3人がヒールとして「やりすぎ」「嫌い」という言葉を視聴者から引き出したのは成功。とくに横山由依のふてぶてしい態度は、「悪役」に適任だった。
彼女たちの「新たな路線」が、見つかったのかもしれない。