「世界一受けたい授業」は2004年から日本テレビ系で放送されているアカデミック・バラエティ番組。番組チーフプロデューサー糸井聖一は、「アハ体験」や恐竜ライブショーなど、親子で楽しめるイベントであることを紹介した。恐竜の制作には、ものづくり企業「ON-ART」が関わっており、現代に恐竜が生きているかのような動きを再現している。恐竜の迫力について八嶋は、「トラウマになる可能性があります」と語った。
会見では、芦田の優等生ぶりを語る様子が目立った。八嶋は「ミスは1つもありません。我々の方が立ち位置がよくわからなくなったり」、山崎は「すごいしっかりしてて。僕は愛菜ちゃんが生まれる前から、演劇とかやっているわけですよ」「きっちりすごい速度で追い抜かれていきました」とそれぞれに芦田が優秀であることを強調した。
イベントプロデューサー依田謙一も「我らが芦田座長」という持ち上げぶり。八嶋は、芦田の演技について「完ぺきですよ」とべた褒め。依田は「ヤマシゲさんの100倍くらいダンスも上手ですので」と、芦田の演技力を評価した。芦田は謙遜してみせたが、共演者からは優等生として認知されているようだ。
会見の途中、実際に舞台でも行われるタイムスリップ演出があり、恐竜が登場して暴れまわるという事態になった。恐竜は壇上の出演者のみならず、参加者へ噛みつくというパフォーマンスも披露。恐竜から逃げ回る八嶋と山崎に対して、芦田は終始笑顔で冷静に振る舞う。出演者へ容赦なく噛みつく恐竜だったが、芦田にだけは顔をすりよせ、ここでも大物ぶりを発揮した。
劇中で、歌やダンスを披露する予定の芦田だが、今回の発表会では『タイムマシンにおねがい』を歌った音声や映像が流されるだけにとどまった。披露する曲目について聞かれると、構成と演出を務める依田は「最低1曲」「来ていただく方のお楽しみ」とした。共演者からは優等生として持ち上げられているが、どの程度まで完成しているかは不明。
公演は7月21日から、横浜アリーナや大阪城ホールなど5カ所で開催を予定している。八嶋が「初舞台がアリーナですよ」「僕と山崎くんは、200人くらいの劇場から始めてますんで」と語ったが、芦田へのプレッシャーとなるか。仕上がりが期待される。