準々決勝ではザンビディスを近寄せずに圧倒。1Rから身長差5cmの優位を生かし、前蹴りとミドルキックを多用してザンビディスを突き放した。3Rで決着こそつけられなかったが、延長Rでは左ヒザでコーナーに追い詰め、ラッシュを浴びせて完勝した。
しかし、ここまで快進撃を続けてきた弱冠20歳の死神もカリスマには呪いが効かなかったよう。1Rこそ長いリーチから放たれた右ストレートで顔面をとらえ、魔裟斗をグラつかせるなど、呪いの片りんをチラつかせたが、2Rに落とし穴。パンチの打ち合いからカウンターの左フックをこめかみに食らい、マットにごう沈した。
大会直前には魔裟斗に不気味な呪いをかけたはずだった死神だが、結局のところカリスマに呪縛を解かれてしまった格好。死神は試合後「ザンビディス戦で4Rやってしまったのが失敗だった」と悔しがる一方で「でも魔裟斗はガマン強よかったよ」とニンマリ笑みを浮かべ、呪いをはねのけた魔裟斗を称えた。
「だけど、これが魔裟斗との最後の試合だとは思わないよ…。ヒッヒッヒッヒ」。今後もカリスマを呪い続けることを示唆し、再戦を熱望していた。