所属事務所によると、酒井は覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで夫の高相祐一容疑者(41)が逮捕され、事件が報道された3日以降、連絡が取れず、行方が分からなくなっている。長男(10)も一緒とみられ、高相容疑者の母が4日、警視庁赤坂署に捜索願を提出。
電波がキャッチされたのは身延山付近。携帯電話は電源が入っていれば、微弱な電波を発し、それが今回、確認されたわけだが、電波の確認時に通話していたかどうかは不明。その後、電波は確認されていないため、電源が切られているか、圏外にいるかのどちらかとなる。山梨県警南部署ではタクシー会社やガソリンスンタンドにチラシを配布。酒井の目撃情報を求めているが、有力情報はいままでのところ得られていない。5日夕、テレビニュースでは、南巨摩郡身延山町で、酒井が目撃されたとの情報が流れた。身延山町には酒井の親せきの墓がある。
山梨は、酒井とは縁があり、父親はかつて山梨県竜王町で暮らしていた。酒井がデビューした86年以降、父親は山梨から車で上京していたという。しかし89年、父親は酒井を訪ねた帰りに事故に遭い、搬送先の山梨県大月市の病院で亡くなった。葬儀は竜王町で営まれ、酒井も参列した。
3日未明に渋谷区道玄坂の路上で、高相容疑者が現行犯逮捕された際、酒井は泣き崩れていたという目撃談がある。同容疑者は職務質問を受けたとき酒井を呼び出し、約30分後に到着。気丈に対応していたが、逮捕後泣き崩れたという。しかし「子供をほかに預けているので」と言い残して現場を去り、その後、音信不通となっている。東京地裁は5日、高相容疑者について、13日までの拘置を認める決定をした。
酒井の行方不明は中国や台湾でも報じられており、今回の衝撃の余波は海外にも及んでいる。