ASKA被告は3日、警視庁湾岸署から保釈されたが、その後、マスコミ各社のバイクやヘリコプターがASKA被告を追いかけるも、「都内の高級ホテルの地下駐車場に入り、そこで別の車に乗り換え、そのまま病院に入院したようだ」(ワイドショー関係者)。
そして、保釈から一夜明けた4日、記事によると、ASKA被告が入院した病院には早朝から約20人の報道陣が集まったという。同病院は、最寄りのJR駅から800メートル離れた小高い丘の中腹に建ち、緑に囲まれた19万平方メートル(東京ドーム約4個分)の敷地内に病棟が8棟あるというが、深刻な薬物中毒に陥っているASKA被告だけに、その病院での徹底的な“シャブ抜き”を選んだようだ。
「同病医でのASKA関連被告のような薬物依存症患者の1日のスケジュールは、起床後、医師の診察を受け、作業療法、条件反射制御法、尿検査をこなし、さらには麻薬取締官面接、グループミーティングを行い就寝という規則正しい生活を繰り返す。中でも条件反射制御法が“シャブ抜き”に絶大な効果を発揮。“想像摂取”というそのものを見て脳が感じる事をプログラムし治す治療法だが、覚せい剤の場合“擬似摂取”を繰り返し、『快楽がない』という事を脳に覚えさせ、薬物に対する欲求をなくす」(全国紙社会部記者)
ASKA被告は注射ではなく、いわゆる“あぶり”で使用していたと供述などで明らかになっているが、「あぶりの場合、注射で使用をしていた場合よりも時間がかかり、ガラスパイプを炙っての薬物摂取の疑似体験を2カ月半から3カ月は繰り返さなければならない」(同)というだけに、8月22日に予定されている初公判の段階ではまだ完全に“シャブ抜き”は完了しないようだ。