−−最終追い切り(美浦坂路800メートル50秒6→37秒0→11秒9=強め)の主眼はどこに置きましたか?
佐藤助手「若干、太めだったので、前の2頭を追いかけて、終いも手加減せずにビッシリやりました。並んでから、反応良くスッと突き放した動きは良かったですね」
−−後藤騎手からの報告は?
佐藤助手「『前の2頭が遅かったので、(間隔を)詰めすぎたが、反応は良かった』と、手応えをつかんでくれたようです」
−−前走の東京新聞杯は15着のブービーと惨敗でした。振り返ってください。
佐藤助手「今にして思えば、京都→阪神と遠征競馬が続いた影響で、目に見えない疲れが残っていたようです。体に張りがなかったし、数字(498キロ)以上に寂しく見えました」
−−そのときと比較してどうですか?
佐藤助手「追い切りの動きからして、全然違いますね。前走後はここを目標にいったん、放牧に出しましたが、その効果はてき面。体に張りが戻ったし、勢いも出てきました」
−−昨秋の富士Sは、ダービー卿CTからぶっつけ(6カ月半休養)で重賞を連覇。鉄砲実績もありますね。
佐藤助手「元来、仕上がりの早いタイプだし、(休み明けでも)仕上げは難しくないんですよ(笑)」
−−トップハンデの58キロ(昨年57キロ)については?
佐藤助手「許容範囲だし、能力に影響することはないでしょう」
−−連覇に向けて意気込みをお願いします。
佐藤助手「ヨーイドンの瞬発力勝負では分が悪いけど、スピードの持続力があり、相手がくればいくらでも伸びるタイプ。自分の型にハマればチャンスは十分あります。応援してください」