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ダービー卿CT 美浦黄門・橋本記者が連覇を狙うサイレントプライド陣営を直撃

 今週の中山メーン「第41回ダービー卿CT」(GIII、芝1600メートル、5日)はハンデ戦で混戦ムードが漂っているが、昨年の覇者サイレントプライドは実力で一歩リードする存在。近走は不振ながらも、中間のリフレッシュ放牧で馬体の立て直しに成功し、反撃態勢は整っている。美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が、番頭格の佐藤助手を直撃、勝算を聞きだした。

 −−最終追い切り(美浦坂路800メートル50秒6→37秒0→11秒9=強め)の主眼はどこに置きましたか?
 佐藤助手「若干、太めだったので、前の2頭を追いかけて、終いも手加減せずにビッシリやりました。並んでから、反応良くスッと突き放した動きは良かったですね」

 −−後藤騎手からの報告は?
 佐藤助手「『前の2頭が遅かったので、(間隔を)詰めすぎたが、反応は良かった』と、手応えをつかんでくれたようです」

 −−前走の東京新聞杯は15着のブービーと惨敗でした。振り返ってください。
 佐藤助手「今にして思えば、京都→阪神と遠征競馬が続いた影響で、目に見えない疲れが残っていたようです。体に張りがなかったし、数字(498キロ)以上に寂しく見えました」

 −−そのときと比較してどうですか?
 佐藤助手「追い切りの動きからして、全然違いますね。前走後はここを目標にいったん、放牧に出しましたが、その効果はてき面。体に張りが戻ったし、勢いも出てきました」

 −−昨秋の富士Sは、ダービー卿CTからぶっつけ(6カ月半休養)で重賞を連覇。鉄砲実績もありますね。
 佐藤助手「元来、仕上がりの早いタイプだし、(休み明けでも)仕上げは難しくないんですよ(笑)」

 −−トップハンデの58キロ(昨年57キロ)については?
 佐藤助手「許容範囲だし、能力に影響することはないでしょう」

 −−連覇に向けて意気込みをお願いします。
 佐藤助手「ヨーイドンの瞬発力勝負では分が悪いけど、スピードの持続力があり、相手がくればいくらでも伸びるタイプ。自分の型にハマればチャンスは十分あります。応援してください」

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