各紙によると、会見を行ったのは母・幸栄さんと姉・可穂さん。
幸栄さんは、「最愛の娘を失った。『怖い』の意味を教えてほしい」。可穂さんは、「何が妹をここまで追い込んだのか。真実を知りたい」とそれぞれ涙ながらに訴えたという。遺族側の弁護士は、「所属会社側は安全配慮義務に違反していた」と述べた。
幸栄さんによると、萌景さんは、物販などイベントで約22時間の労働を強要されたこともあったとか。
今年1月に萌景さんがグループのリーダーになると、パワハラが悪質になり、イベント終了後の終礼で4時間やり直しをさせられるなどしたという。
そのため、グループからの脱退をスタッフに訴えたところ、代表取締役から「愛の葉Girlsを辞めるなら1億円を払え」と言われたのだとか。自殺の当日には、この取締役について「怖い」と話していたという。
所属事務所の代表取締役は、各メディアに対し、「追い詰めていたとは感じていない。これまでもあったことを伝えてきたし、これからもそうするつもりだ」と反論している。
「メジャーなアイドル以外は今回、遺族が告発したのと似たような労働環境のはず。今回の件をきっかけに、労働環境の法整備をしないと、また同じような悲劇が起こりかねない」(芸能記者)
司法がどのような判断を下すかが注目される。