“毒舌アイドル”として知られる絵恋ちゃん。以前はライブ中、最前列で客がスマホを操作したことに怒り、スマホを奪って投げ捨てるなどして話題に。ライブ中にもファンに牛乳をかけたり、土下座させたりするなど破天荒なパフォーマンスを披露している。
そんな絵恋ちゃんだが、28日に自身のツイッターを更新。「あらためて 絵恋ちゃんのライブは基本的に撮影禁止になってます!」と自身のライブのルールについて注意するよう呼びかけた。「かわいい写真や面白い動画が残るのもうれしいんだけどね、せっかくそばにいるのに画面越しで見られると…こっちからお顔が見えないの〜」「えれんお顔見たいな!いいでしょ?」(原文ママ)とし、「約束まもれなかったら携帯投げる〜」と以前の出来事を絡めながら、明るく注意喚起した。
しかし、このツイートにファンから、「いまどきはミラーレスでライブビューメインで撮影する人も多いし撮影しながらでもヲタクの顔は見えますよ」というリプライが来ると絵恋ちゃんの態度は一変。「本当にオタクの顔が見たくてたまらないわけないだろ!邪魔だっつってんだよ!」と攻撃的な態度を見せた。
ファンは激怒するかと思いきや、この態度はファンにとっては“ご褒美”だったよう。絵恋ちゃんのツイッターには「笑ってしまった!キレッキレで素敵!」「やはり最高です!」「絵恋ちゃんはこうでないと」といった声が集まっている。
「メジャーアイドルと違い、インディーズアイドルや地下アイドルはファンとの関係性もより密接になっています。コンサートやライブでも狭いライブハウスで行われるため物理的な距離も近く、撮影会や握手会など特典会での売り上げも重要な収入源となる。自然とファンの交流も増えていきます。その中で他のアイドルとの差別化を図るためにファンを“オタク”呼ばわりし、雑に扱うことで逆にファンを喜ばせる地下アイドルも増えてきています」(芸能ライター)
2016年にはアイドルグループ・STEREO JAPANがグループの解散を懸けてメンバーがフルマラソンに挑戦。しかしファンが代走できるシステムを用意しており、雨の中、フルマラソンのほとんどをファンが代走。メンバーは車内で眠っているという謎の展開となり話題となった。
ファンを雑に扱うことでファンを喜ばせるという、逆説的なファンサービスが今、地下アイドル界に求められているようだ――。
記事内の引用について
絵恋ちゃん公式ツイッターより https://twitter.com/erenism