まず、茜はフリーになった経緯を話し始める。「そこ(事務所)は登録だったんですけど、あるグランプリのファイナリストに選ばれた瞬間、『登録じゃなくて所属だ』と(事務所の社長が)言い出して、銀座の真ん中で大ゲンカしたんですよ」と普段は一切マネージメントなんてしてくれないのに、都合の良い時だけすり寄ってくる事務所に嫌気がさしたのだという。
次に、地下アイドルのギャラ事情を赤裸々に語る茜。「DVDのギャラがうちくらいのレベルだと、20万円くらいもらえるんですよ。でも、友だちのグラビアアイドルは、ギャラが全然支払われなくて『遅いです』って言ったら、『この前、中古の洗濯機買ってやっただろ? それが君のDVDのギャラだから』みたいな…」とギャラをキチンと支払わない事務所は少なくないようだ。
司会の千原ジュニアは「今は何でご飯を食べてるの?」と質問し、茜は「撮影会」と回答。「怖い時もあるんですけど、50分くらいで1万5千円で1日5人とか」と、当然リスクはあるようだが、結構な収入が望めるらしい。そして、「撮影会ではやりたい放題な人もいっぱいいます。例えば、食べた後に出たお腹を撮りたいとか…」と語り、特殊な性癖を持つ人たちが撮影会に多く参加しているようだ。
さらに、茜は撮影会で一番嫌なことを話す。「半目とかメチャクチャ下から撮って(わざと)ブサイクに撮るんですよ。そのファンの人は、私のファンじゃなくて、他の人のファンで、それをネットに載せて…」とネガティブキャンペーンをする人たちへの怒りをあらわにした。
“地下”アイドルというだけあって、その実情はなかなか我々の耳に入ってこない。私たちの知らないところで、夢見る若者が食い物にされているのかと思うと、とても悲しい気持ちになってしまう。