「前回の大会を見て、4年後、自分が入って勝ちたいと思っていた。そのチャンスが巡ってきた」と声を弾ませた大谷。この日もブルペンに入って汗を流したというが、「思ったよりも内容はよかった。久々に傾斜も使って投げたんですけど、まずまずよかったんじゃないかって。強く投げた時はしっくり来なかったところもありましたけど、後一か月しっかり調整したい」と意気込み。メジャーリーガーのダルビッシュ有とトレーニングを行ったことについても「基本はウェイトトレーニーングを中心に。あと栄養学も一緒に」と笑顔。
WBCでは打者として、投手として、どちらで貢献するのかも注目だが、「使ってもらえるなら(投手でなくても)どこでも。いつでもどこでも行けと言われたら行ける準備はしていようと思います」とコメント。同席した秋山はそんな大谷に「今まで存在しない野球選手。打つ方も投げる方も本当に力がある」とエール。「小学校の時いたピッチャーで4番というタイプがそのまま野球選手になった感じ」と大谷の印象にも触れていた。
(取材・文:名鹿祥史)