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日ハム大谷翔平、WBCへ向け漢字一文字で「奪」 投手にはこだわらず

 「第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に選抜されている日本ハムファイターズの大谷翔平選手が20日、都内で行われた「J SPORTS 開局20周年記者発表会」に同じくWBC選抜選手の西武ライオンズ・秋山翔吾選手と出席した。大谷はWBCの意気込みを漢字一文字で「奪」と表現すると、「わくわくしています。まだ実感はないです。テレビで見ていた憧れの大会。とにかく勝ちたい。選んでもらってすごく嬉しい」と笑顔を見せた。

 「前回の大会を見て、4年後、自分が入って勝ちたいと思っていた。そのチャンスが巡ってきた」と声を弾ませた大谷。この日もブルペンに入って汗を流したというが、「思ったよりも内容はよかった。久々に傾斜も使って投げたんですけど、まずまずよかったんじゃないかって。強く投げた時はしっくり来なかったところもありましたけど、後一か月しっかり調整したい」と意気込み。メジャーリーガーのダルビッシュ有とトレーニングを行ったことについても「基本はウェイトトレーニーングを中心に。あと栄養学も一緒に」と笑顔。

 WBCでは打者として、投手として、どちらで貢献するのかも注目だが、「使ってもらえるなら(投手でなくても)どこでも。いつでもどこでも行けと言われたら行ける準備はしていようと思います」とコメント。同席した秋山はそんな大谷に「今まで存在しない野球選手。打つ方も投げる方も本当に力がある」とエール。「小学校の時いたピッチャーで4番というタイプがそのまま野球選手になった感じ」と大谷の印象にも触れていた。

(取材・文:名鹿祥史)

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