総合司会として発表されたのは、80年から4年連続司会をつとめるなど、これまで5回司会をつとめ、昨年はゲスト審査員をつとめた女優の黒柳徹子。NHKは今月に入ってから黒柳と交渉を始めたと説明しているが、「タモリの線がなくなり、何人か大物をピックアップしていた中、スケジュールの都合が合ったのが黒柳だけだった。足が悪く健康面に不安を抱えているので、黒柳の動きには気を遣うことになりそう」(芸能記者)。
その黒柳だが、今回、近藤真彦、SMAP、嵐ら7組が出場するジャニーズ事務所の所属タレントにとって“母親”のような存在として知られている。「黒柳に積極的にジャニーズタレントが絡む場面が多くみられそうだが、一般の視聴者はあまりその絡みを求めていないはず」(同)というが、視聴率アップに結び付くとは思えない。
一方、初出場組は紅白それぞれ5組ずつ、計10組。中でも、00年のメジャーデビュー以来、ほとんど地上波に出演せず、昨年ようやく“解禁”した人気バンド・BUMP OF CHICKENの出場は驚きだが、NHKはかなりの“弱腰交渉”だったようだ。
「これまでバンプには何回もふられてきた。それだけになんとしても出演させたくて、今年、バンプがカウントダウンコンサートへの出演が決まっているにもかかわらず、会場からの生中継という“VIP待遇”での出演を承諾。またほかの歌手から不満の声があがりそうだ」(レコード会社関係者)
バンプの歌手別視聴率が気になるところだ。