このメンバーなら、東京2歳優駿牝馬の覇者で、牡馬相手の前走・雲取賞でも56kgを背負いながら、0秒8差に頑張っているブラックムーンが最有力となるが、思ったほどの成長が見受けられないのも事実。初の浦和遠征も気になるだけに、中心には据え難い。
それなら、近走の成績には目をつぶり、絶好調のトミノクロカミの一変に期待したい。前走で浦和コースを経験したのは強み。道営時は1勝。その時より歩様に力強さが出て、一戦ごとに良くなってきた。左回りは川崎で快勝しているし、その際、手綱を取った御神本騎手自身も、成長力を感じ、同馬もその通りの良化を示している。桃花賞3着の実力から、見限りは早計だ。