◎ジェンティルドンナ
○ヴィルシーナ
△ラスヴェンチュラス
秋華賞で牝馬3冠がかかるジェンティルドンナ。約4か月ぶりの実戦となるが、8月初めには栗東に帰厩しており、狙いは先であっても秋初戦から能力全開可能な仕上がり。勝つことすら難しいような位置からぶっちぎったオークスの走りを思い浮かべると同世代では次元が違う感。まともな競馬なら頭は鉄板だろう。桜花賞、オークスでジェンティルの2着だったヴィルシーナも順調に夏を越した。背が伸びて馬体の成長は明らか。今週の追い切りの動きも良く、こちらも仕上がりは上々、大崩れすることはないだろう。
この2頭に割って入る可能性があったハナズゴールの取り消しがレースの面白味を薄れさせてしまったが、大穴として一頭挙げておきたい。まだ1000万条件の身であり過大な評価はしないが、鋭い末脚に見どころがあり将来性の感じられるラスヴェンチュラスは面白い存在。ここで秋華賞の出走権を取れるようなら、クィーンスプマンテ、ブラックエンブレムで波乱を演出してきた小島茂厩舎の馬だけに本番でも注意が必要になるかもしれない。
【馬単】流し(6)軸(7)(8)
【3連単】フォーメーション(6)→(7)→(8)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。