志村は「最初やろうと思ったのは、毎月やってる番組で、そこで若いゲストの子を紹介するのが僕の役目だったんですよね」と若手のアイドルなどとコントを披露し、その中でアイドルを紹介するのが志村の役目だったという。
「アイドルとかゲストに3人いた時に、これどうやって紹介するんだよ。3本コントやるのは大変だし、考えんのが。じゃあ、腰元にしちゃえってなって。僕が殿様になって、いかりや(長介)さんが家老になってもらって、腰元の一座。そこで聞いて全部済まそうと思っていた」とゲスト出演しているアイドルを1人1人紹介するのが大変なため、1つにまとめてやってしまおうという考えだったようだ。
「その時にゲストに由紀さおりさんが最後にいて、『17、18、18、その方はいくつだ? 18歳。嘘じゃねえかっ!』って。それで尺八を鳴らしたのが原型ですね」と誕生秘話を明かした。
今では大人気番組に成長し、老若男女から愛されている「バカ殿」は、ゲスト紹介の1コーナーから発展したキャラだった。志村は、「こんなに長くやると思ってないから、普通に白く塗ってスティックっていう化粧道具のあのまま幅ですから。シュッと…」と元々長く続ける予定もなかったため、メイクも単純だったと明かした。