初回が12.8%、2話目が12.9%、そして3話目が13.1%と上昇傾向が続いている。「2013年に篠原涼子が主演した『ラスト・シンデレラ』が初回から7話連続で視聴率が上がったというのが話題になったように、上昇曲線を描くのは至難の業。普通は右肩下がりになるのが当たり前です。大野は数字を持っていると前評判は高かったですから、これからどこまで伸びるか」と喜ぶのは日テレ関係者。
初回終了直後には大野の演技を巡り、ネット上で「下手だ」などの声も上がったが、この数字の伸びはやはりただ事ではない。あるテレビ局関係者は「大野の戦略勝ちですよ。当初、大野のもとにはラブストーリーものの話が舞い込んでいたのですが、大野はこれを拒否。『ラブコメディーならば』と“コメディー”へのこだわりを見せたんです。自分がラブストーリーものを演じても視聴率は上がらないし、誰も喜ばないという判断だったようです。だからコメディータッチに脚本も仕立てたそうです」。
その選択はいまの段階で言えば大正解だといえる。「嵐は幅広いファン層を持っていますが、特に若年層に強いとは言われています。そういう意味では大野の選択は見事。これでまた大野株はテレビ業界内で上がるでしょうね」と同関係者。上昇カーブはどこまで描き続けるか。