番組では、レジなしコンビニ「Amazon Go」の話題をトピックスとして扱った。ネット通販大手のAmazonは、「Amazon Go」をシアトルに今年開店することを発表。同サービスは、スマホを活用し、簡単に支払いができるというシステムで、画像認証や人工知能を駆使し、複数のセンサーの連携によって実現可能になったという。シアトルの店舗はAmazon本社に併設する店舗で従業員限定の店舗になるが、今後は一般人向けて全米に2000店舗展開する予定だという。
小籔「このお金持ちの人が儲かりたいからといって、科学を進めていくと50年後ぐらいとんでもない世の中になっている気がしますね」と不安感を吐露。
さらに「便利、安い、儲かる。自分が儲かれば、便利を提供したらみんな楽になる。それのループでずっときているから、人間おかしなってきてるんですよ」と分析し、「科学が進めば副作用でおかしくなってきていることいっぱいありますよね」と指摘した。
小籔の発言を聞いて番組MCの東野幸治は大爆笑し、スタジオを盛り上げていたが、ゲスト出演した市川は、クスクスと失笑し、「私は最新技術が好きなので面白そうだなと思う」とコメント。しかし、小籔の不安感は間違ってはいない。
実際にIT技術の革新により、人間の仕事が奪われてしまうと指摘する専門家も多い。昨今では人工知能の発達はめざましいものがある。
宇宙物理学者・理学博士であり、人工知能にも精通している松田卓也神戸大学名誉教授は2013年に著書「2045年問題」(廣済堂新書)を出版。同書では、2045年に人工知能が、人間の知能を超えると予測。今後、「AI」が「AI」を開発し、さらに優秀な「AI」が誕生するという、いわば“AIの開発連鎖”が起きると説明している。
以前、リアルライブ編集部が松田教授を取材した際には「これからは汎用人工知能を作るかが勝負なんですよ。できると言われているのが2029年ぐらい」と語っていた。現在、人工知能のほぼ全ては特化型。これが汎用性の人工知能が創造されたとなると、さらなるIT革新が加速度的に進むことになるだろう。
小籔が言う「50年後」はどのような世界になっているのだろうか? それとももうすぐそこまで、人知を超えてしまう世界が訪れるかもしれない。