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JCダート(GI、阪神ダ1800メートル、7日) ヴァーミリアン国内ダートGI7連勝へ死角なし

 ダートのチャンピオン決定戦「第9回JCダート」(GI、阪神ダ1800メートル、7日)の最終追い切りが3日、東西のトレセンと阪神・船橋競馬場で行われた。GI6連勝中の昨年の覇者ヴァーミリアンは坂路で力強い動きを披露、王座防衛に大きく前進した。

 一昨年の名古屋GP以来、実に国内では7戦して負け知らず。無敵のJAPAN代表、ヴァーミリアン。前走のJBCクラシックでも3歳馬サクセスブロッケンの挑戦を跳ねのけて、レコード勝ちを飾った。
 「昨秋はザ石の影響が尾を引いて、状態面がガタガタだった。それに比べると、今年は状態が全然違う。だから、前走のJBCでも自信を持って臨めたよ」と久保助手は貫録Vに余裕の表情を浮かべる。

 ただし、今回は乗り慣れた武豊騎手が負傷欠場中で、初騎乗となる岩田騎手へとスイッチする。しかも、舞台は初の阪神。デビュー25戦目にして迎える試練の場だ。しかし、周囲の不安をよそに久保助手の自信は揺るぎない。
 「どんなコース、距離でもこれまで結果を出しているので、今回の阪神もまったく気にならない。それに鞍上も実績のあるジョッキーだから特に心配する必要はない」

 2007年の川崎記念での初GI制覇から約2年。守り続けた頂点の座を譲る気は毛頭ない。同助手は力強くこう結んだ。
 「とにかく、今回は何ひとつ心配することがない。だから無事に走ってくれば、結果は出せると思う」

 外国馬も3歳馬もかかってこんかい。絶対王者が実力を見せつける。

 【最終追いVTR】元来、ケイコは動かないタイプだが、今朝の坂路では珍しく反応のいい走りを見せた。ラストまで脚色が衰えることなく、800メートル53秒台をマーク。1度叩いて絶好調だ。

(写真=ヴァーミリアンは例によって、パシュファイヤーを装着。この馬としては上々のタイムをマーク=3日、栗東トレセン)

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