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『ゴッドタン』お蔵入り企画の真相は? 人気番組の裏側をプロデューサーが語る

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小沢一敬

 テレビ番組では、出演者や制作側の都合などで、収録したはずの番組がお蔵入り(放送中止)になることが多々ある。2019年はタレントや俳優の不祥事が相次ぎ、お蔵入りもしくは撮り直しになったことで、改めて注目を浴びたケースもあるだろう。今回は、様々な理由でお蔵入りになったバラエティー番組をピックアップしたい。

 まずは、劇団ひとりやおぎやはぎがレギュラー出演する『ゴッドタン』(テレビ東京系)。人気企画「マジ歌選手権」は、来年2月にさいたまスーパーアリーナでライブが開催される予定など、深い時間帯の放送ながらお笑いファンから熱い支持を受けている。そんな同番組でお蔵入りになったのが、スピードワゴン・小沢一敬が登場した「マジギライ1/5」。こちらは、小沢を嫌いだという女性が目の前におり、4人は偽物、1人は本物で、口喧嘩をしながら本物を当てるという企画。これまで数々の芸人が挑戦し、そのやりとりがネットで大反響となっているが、小沢は悪口の応酬に1時間下を向き、戦闘不能状態になっていたという。劇団ひとりやおぎやはぎが言い返すように注意をすると、「俺、女の子に悪口は言えない」と返し、涙を流したとのこと。番組プロデューサーの佐久間宣行は、自身のラジオ番組で「お蔵入りはこの一本しかない」と明かしていた。

 「出演者が直接番組に頼んでお蔵入りするパターンもありますね。ロンドンブーツ1号2号・田村淳は、結婚する前、女性関係の企画で放送中止を要求したことがあります。テレビ朝日の番組だったのですが、プロデューサーに頼んでお蔵入りしたことで、『それからテレ朝の犬になった』と後に語っています」(芸能ライター)

 攻めすぎる番組が故に、何本か企画がお蔵入りになってしまったのが、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)。当時、理化学研究所の研究員だった小保方晴子さんに扮した重盛さと美が「阿呆方さん」となって様々なクイズに答える企画を放送予定だったが、予告が流れた際に猛抗議があり中止に。過去には、木村拓哉をネタにした企画を1日かけて撮影したものの、放送されないまま最終回を迎えたという事例もある。

 このほかにも、バラエティー番組では数え切れないほどお蔵入りになった企画はある。クオリティー自体低いものもあるが、番組放送時間の都合でカットせざるを得ない企画も存在するため、ネットでは、YouTubeや公式サイトで流してほしいという声も多い。テレビが変わろうとしている過渡期の今、業界にとっても新しい動きが必要なのかもしれない。

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