まず瀬戸が「僕は友達が少ないので、微妙な距離感を出せたのはそのお陰だと思います。実は僕もこの作品に背中を押されたひとりなんですよ。たくさんの人にこの映画を観てもらって、一歩踏み出す勇気の大切さを知ってもらえたら嬉しいです」とアピールした。瀬戸の話しを聞いて笑顔になった及川監督は「たくさんの方が来てくれた感無量です。この作品には出演者とスタッフの愛情が詰まっていて、僕自身も学生時代を思い出しながら撮ったんです」と語ってくれた。
ここからは劇中のシーンにあるバーチャルな世界の話しに展開するのだが、そのバーチャルな世界で自由になれるとしたらどうしたいかと聞かれた北乃は「私はアイドルになって、カメラ目線でウィンクしたり、今とかけ離れていることをやってみたいです」と話した。それを聞いた瀬戸は「今でもできるんじゃないの?」とツッコミを入れると、北乃は「バーチャルな世界でしかできないですよ」と反論した。
終盤になると間近に迫ったバレンタインデーの話しになり、瀬戸が「学生時代に好きな子から朝にチョコレートをもらってカバンの中に入れていて、家に帰ってチョコを見たら暖房で全部溶けていたんです。何の形かもわからなくなって、しかもノートもチョコまみれになっていました」と苦い思い出を語った。そんなほろ苦い話しの後に、女性キャスト全員から瀬戸に友チョコがプレゼントされた。瀬戸は社交辞令感がハンパないですね」と苦笑いをすると、最後は北乃から特大のハート型チョコをプレゼントされて、瀬戸は嬉しそうに微笑んだ。しかし最後に北乃が「友チョコですから勘違いしないで下さい」とハッキリ言われてうなだれた。