この男を「ばったり君」と呼び警察も注目していたところ、都内に住む会社員、吉川誠容疑者(29)が浮上。警視庁生活安全総務課「子ども・女性安全対策室」が10月12日、強制わいせつ容疑で逮捕したのだった。
直接の容疑は、今年4月20日夜、女子高生(16)が福生市内のエレベーターに乗った際、一緒に乗り込んだ吉川容疑者が「足が痛い」などと倒れ込み、「階段まで連れて行って」と、女子高生の肩を借りて階段の踊り場まで行ったところで、スカート内に手を突っ込んだというもの。
「取り調べに対し吉川容疑者は、他に20件ぐらいやったと自供しています。方法を思いついたのは昨年12月。アダルトビデオで“具合が悪くなった男を介抱している女性が逆さ撮りされる”というシーンを見て、即、JR羽村駅近くで実行。一人で歩いている女子高生の前に倒れ込むと思いのほかうまくいったので、調子に乗ったようなのです」(捜査関係者)
その後の犯行シチュエーションはさまざま。
「まずは公園でジョギングする女子高生を狙ったパターン。回り道して通りがかるのを待ち伏せし胸を押さえてうずくまり、女子高生が覗き込んできたところで植え込みに押し倒し胸を揉み、ジャージの中へ手を入れた。さらに人気のない歩道では、同じく女子高生の目の前に倒れ込み、『腹が痛い』と介抱させ、下半身に手を突っ込んでいる。中にはレンタルビデオ店内で腹痛のフリをし、駐車場まで連れて行って…という例もありました」(地元記者)
この男、よほど演技力があったのか。