今回阪神の秋季キャンプに参加した山本氏は、元投手ということもあり主に若手投手陣を精力的に指導。特に、ここ数年制球難に苦しむ藤浪晋太郎に対しては、付きっ切りで投球フォームの改善に努める様子がしばしば伝えられてもいた。
その秋季キャンプについて、「打ち上げになりました」と切り出した山本氏は、「皆さんに良くして頂き特に3人の投手コーチにはお世話になりっぱなしでした」とコーチ陣や裏方のスタッフに感謝。
また、「投手陣も良く話を聞いてくれて毎日やりがいがありましたね。あっという間にキャンプが終わりました」と指導に充実感をにじませると、「アドバイスを送った投手たちの来年の飛躍を願ってます」と来シーズンの活躍を願い、自身の“教え子”たちにエールを送っていた。
今回の“退任”ツイートを受け、ツイッターやネット上の阪神ファンからは「若手投手陣の面倒をみていただだきありがとうございました!」、「昌さんの指導で藤浪投手がどう変わるのか楽しみです」、「今回指導を受けた投手たちが1人でも多く活躍してくれることを願っています」といった感謝の声が多数。
同時に、「秋だけじゃなく春季キャンプにも来て」、「いっそのこと臨時ではなく常勤コーチとして指導してほしい」、「阪神だけじゃなくて古巣の中日にも教えに来てくれ」といった、来春キャンプ以降の継続指導や古巣中日への帰還を望む声も数多く寄せられていた。
なお、複数メディアが20日に伝えたところによると、阪神側は山本氏に来春キャンプでの“続投”を要請し、山本氏も解説者の仕事との兼ね合いをつけた上でこれを快諾したとのこと。今秋キャンプでの指導はチームに好評だったと報じられてもいるが、来春キャンプでも評価が高まれば阪神、もしくはそれ以外の球団から常勤コーチとしてお呼びがかかる可能性もあるかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
山本昌氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/yamamoto34masa