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有馬記念(GI、中山芝2500メートル、28日) メイショウサムソン ラストランへこん身の仕上げ

 有馬記念が泣いても笑ってもラストランになるメイショウサムソンにとって最大の“追い風”が、主戦・武豊騎手の復帰だ。

 11月23日の新馬戦(京都)で落馬。右腕の尺骨骨幹部骨折という重傷を負い、年内の復帰は絶望的といわれたが、超人的な回復力を見せ、今週の朝日杯FSで復帰することが決定。この朗報を聞くや、高橋成調教師の顔が緩んだ。
 「絵になる男やからな。そういう星のもとに生まれてきたジョッキーとともに有馬記念に出られるのはうれしい。いい状態で出したい」
 武豊“不在”で迎えた国内復帰戦のジャパンCは6着。復活を望んだファンにとっては少々、不満の残る結果となったが、指揮官は下を向いていない。
 「インコースの馬場が良かったら、もっと伸びていた。上がりの速い競馬では持ち味が出せない。それでも0秒5差しかなかったんだからね。このクラスの競馬は展開ひとつで着順は変わってくる」

 敗因も探せばないわけではない。遠征先のフランス、検疫中の東京競馬場ではいずれもコースだけの調整。栗東の勾配のきつい坂路をメニューに取り組めなかったことが、サムソンに何らかの影響を与えたという可能性はある。
 今回は坂路→コースのいつもの調整パターン。師が「元気がありすぎて困る」と苦笑いするほど、この中間は、本来の姿を取り戻している。過去の有馬記念の結果、(5)(8)着が示すように、毎年、冬は状態が下降線をたどっているが、「今年はいつもの秋口の状態をキープできている。去年とは違う」と断言する。
 「厄介なことになると思えば彼は乗らないはず。“絶対乗る”という意気込みを聞いて、こちらも一生懸命調整している。どちらにとってもこれは素晴らしいことじゃないかな」
 果たして、感動的なフィナーレを迎えることができるのか。グランプリはあと11日に迫っている。

 【1週前追いVTR】坂路を1本軽く上がった(800メートル82秒1)後の2本目に追われた。パワフルな走りは依然、健在。ラストで軽くハミをかけられると馬体を沈ませ、力強くゴール板を駆け抜けた。降雨の影響で馬場コンディションが悪いなか、800メートル53秒3→39秒1→13秒1の時計が出れば及第点。気合乗りも上々で、ラストランへ向け、態勢は着々と整いつつある。

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