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皐月賞 弥生賞2着馬ブラックシェルがハードトレで究極の仕上がり

 本気だ。ハードトレーニングで鳴らすマツクニ流で、ブラックシェルが混戦打破に乗り出す。
 「フレンチデピュティ系の馬は余分なものが実になりやすい。それをそぎ落としていかなくてはならない」と松田国師はうなずいた。父のクロフネも師が鍛えに鍛えてGIを2勝させた。母のオイスターチケットも師の管理馬だった。この血統を知り尽くすからこその勝負手が打たれたのだ。

 それをはっきり示したのが、9日の1週前追い切りだった。まず坂路で発汗を高めてからCWコースへ。6Fから積極的に飛ばして81秒6、ラスト1Fは13秒2。さすがに最後は脚が上がったが、併せたココシュニック(3歳500万)を気迫でねじ伏せた。
 騎乗した武豊騎手が「調教で走る馬じゃないけど、元気ないい動きだった」と話せば、師は「脂肪を燃焼させるいいケイコができた」と笑みを浮かべた。確かに鹿毛の馬体はアバラがうっすら浮き上がり、ギリギリの仕上がりに見える。前走とは明らかに違う。
 その前走、弥生賞は2着。中団から懸命に追い上げたが、前で粘るマイネルチャールズをわずかに捕らえ切れなかった。しかし、当時は先行馬が圧倒的に有利な馬場状態。肉体面の上積みも加味すれば、十分逆転できる手応えをつかんだ。
 師は言った。「この1週間でさらに引き締めるつもり。弥生賞の結果をひっくり返せるように」クラシックの勝ち方を熟知するトレーナーの言葉が不気味だ。

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