2代目キング(実際、初代は三浦カズだと思っていますので)は、どんな言葉を本田選手に投げかけるのか、筆者はとても興味深くテレビ朝日の「中田英寿×本田圭佑」を観ていた。(個人的には中田×中村俊輔の方が面白いんじゃないか、と勝手に思っていたのですが…)
初出場のフランス大会から前回のドイツ大会までの気持ちや、技術的な事も含め、とても内容の濃い対談であった。
対談の中で中田氏は、本田選手に「自分のプレーが出来なかった事にとても後悔している」「本田選手もヒールになろうが自分を出しきって欲しい」と言っていた。
現役引退後も多方面で活動している中田氏は、チャリティー活動家として引退した選手等を集めて試合などを行ったりしている。その試合では、実戦とは程遠いフレンドリーマッチなのでそんなに厳しい動きはしないが、ここぞという一瞬の場面では現役時代を彷彿させる華麗なプレーを垣間見ることが出来る。
TVCM等で見られるその肉体も変わらずシェイプアップされていて、とても引退して既に4年も経過したとは思えない。今直ぐにでも現役復帰が出来るのではないかと思えるのは筆者だけではないはずだ。
対談の最後に本田選手から「復帰しないんですか?」と問われ、「こんな老体に…」(笑)の後に「今回の(南ア杯)終わったら考えます!」と答えた。
リップサービスの一環だったかも知れないが、既に引退をした通常の選手であれば、即答で「それはない」と応えると思うのだが…4年後は37歳…色々とサプライズを見せてくれた中田氏にだからこそ、余計にもありそうな可能性を求めてしまうのだ。
妥協しない彼が、サッカーで唯一後悔した「自分のプレー」を魅せるために2014年ブラジルでのW杯出場を狙ってもおかしくはない。今後の中田氏の去就に大注目をしたいのは筆者だけではないだろう。
<タケルー>