ドラマは、若年性アルツハイマーに冒された女性医師を戸田が演じ、病気の彼女を健気に支える元小説家を俳優のムロツヨシが演じる、10年に渡る愛の軌跡を描いた物語である。脚本家は大石静氏が手掛ける完全オリジナルストーリーで、ムロは連続ドラマでは本格ラブストーリー初出演となる。
主演を務める戸田は、現在大ヒット上映中の映画『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命–』にも出演し、女優として大きな活躍を見せている。
『コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命–』は、2008年7月から俳優の山下智久主演、フジテレビ系列で放送されていたテレビドラマシリーズ。以降、2010年1月からの放送分を“2nd season”とし、2017年7月からの放送分を“3rd season”と題し、高視聴率を記録した。主な共演者たちは、シリーズを通して登場する中、ベテラン俳優の柳葉敏郎が、“2nd season”でレギュラーから外れ、それ以降出演が全くなく、ドラマファンからは落胆の声が上がった。
この“柳葉が出演しない”のは、戸田が原因であると報じられている。2017年7月に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンなう』(同局)に戸田が番宣でゲスト出演し、ある先輩俳優に激怒したエピソードを振り返った際の発言にも表れているという。
番組では、「戸田が以前、飲み会の席で先輩俳優にブチ切れた」という俳優・浅利陽介からのタレコミが紹介された。情報は、浅利が先輩俳優からずっと頭を叩かれながら説教をされていたところ、見かねた戸田が「そうやって頭を叩きながら説教する人って最低だと思いますよ。もう帰ろう!」と言い放ち、救いの手を差し伸べたという。
浅利は戸田の行動に対し「本当に格好いいと思いました」と感激のコメントを寄せた。すると、当の戸田は「30分ぐらい我慢してたんですよ」「完全にプッツンってきちゃって」と、当時の状況についての怒りを語った。
番組では、先輩俳優の名前は明かされなかったが、ネット上では『コード・ブルー』で以前に戸田や浅利と共演し、酒癖の悪さで名を轟かせる俳優として、『柳葉』の名前が相次いで挙がったのだ。
柳葉の酒癖の悪さは業界では有名であるという。タレントで“酒豪”としても知られている和田アキ子と飲んだ際には、酔った勢いで勝手に100万円相当のロマネ・コンティを開けてしまったというエピソードがあるそうだ。また、2013年に発売された『アサヒ芸能』(徳間書店)では、俳優の塚本高史と同じく俳優の勝村政信を引き連れて飲んだ際には、「俳優とはこうあるもんだ」と説教した挙句、塚本の内股を何度もつねったという記事が掲載された。
戸田がブチ切れた相手が柳葉だったとしたら、主要キャストの戸田側から“共演NG”が発令された可能性もある。実際のところ、柳葉は『コード・ブルー』“1st season”と“2nd season”で重要な役どころを演じたにも関わらず、“3rd season”からは一切の出演がなく、その後も戸田と共演したという話は今のところ出ていない。
そして、これらの噂が本当だとしたら、柳葉は“酒”で仕事を失ったことになる。現在は俳優として目立った活動をしておらず、住居を構える地元秋田でのんびり生活しているという柳葉。酒が原因で不祥事が相次ぐ芸能界に名を連ねてしまわないよう、切に願うばかりである。
しかしながら、戸田の女王様っぷりは見事としか言いようがない。これからも、“人助け”として一役買うような“女王様”でいて欲しいものだ。