今月に入り、徐々に騒ぎが鎮静化してきたこの件について、日刊ゲンダイが光代氏を直撃取材した。そこで光代氏は、週刊新潮と和解の可能性がないことを断言。また、訴訟の準備に取りかかっていることも明らかにし、対抗措置として今後何らかの動きがあるのではと報じられている。
今回、かなりご立腹の様子だった太田夫妻だが、夫の太田はこれまで失言を繰り返し、相手を激怒させては騒動に発展し、“共演NG”を突き付けられている側の立場でもある。
その中でも、太田とお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との根深い確執は知られるところ。2017年10月に太田が、『おはよう、たけしですみません。』(テレビ東京系)の生放送で松本を「大嫌い」と発言。しかし、この発言を撤回するために、無関係のお笑いコンビ・ホンジャマカの恵俊彰に矛先を向けた。ひとまず、松本の件をしのぎ、難を逃れたのだ。
太田は同番組の後日の放送で「(水道橋)博士に言わされたんです。松本さんは大好きですから」と“松本嫌い発言”を撤回。すると、お笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士が、今度は太田が嫌っている恵の名前を引き出し、太田も「恵ならOKです。恵なら全然悪口言っても。嫌いです。大嫌いです」と断言。さらに、ビートたけしから「なんであいつ嫌いなの?」と問われ、「つまんないからです」とバッサリ斬ったのだ。
太田は、2017年11月の深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)でこれらの発言に触れ、「また余計なこと言わされてさ。ほんとイヤんなっちゃった」と意気消沈。太田は、これまで恵に対する批判をくり返し、恵の所属事務所から再三注意されていることを明かした上で「俺も俺でさ、申し訳ないなって思ったけど、恵に逃げるっていう、『恵ならいいだろ』みたいな。そういうことじゃないんだけどね。恵に申し訳なかった、俺も。『困ると恵』っていうさ」と、“逃げ口上”に恵を利用したことを認め、謝罪したのだ。
ちなみに、巻き添えを食らった恵はおよそ30年前から太田との間に確執があったという。両コンビは、不遇の下積み時代をともに過ごてきた良きライバルであったのだが、1989年に2人体制になって再始動したホンジャマカが、一気に知名度を上げていった。
「先にブレイクしたのはホンジャマカで、売れた途端に恵が天狗になったらしい。また、恵が知ったかぶりをする態度に太田は嫌悪感を抱き、確執が生まれたようだ。その後太田は、恵に対して拒絶反応を示し、毛嫌いするようになったという。いつしか、芸能界でも指折りの“犬猿の仲”として知られ、太田はメディアを通じ『恵はつまらない』『腹黒い』などと批判を繰り返した。当然、これまで共演した話も聞いたことがない」(芸能関係者)
2016年4月に行われたタレントのDAIGOと女優・北川景子の結婚披露宴で、恵と同じテーブル席になった太田は恵と言い争ったという。同年5月に放送された『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)で太田は、終始険悪だった様子を激白したが、相方の田中裕二は、「そんなことはない」と否定した。
同番組の中盤、太田はゲスト出演していたタレントのウエンツ瑛士を交えて、再び恵との話題を蒸し返していた。実際のところ、田中の否定を踏まえると、恵との間にどのような会話があったかは不明である。
爆笑問題は、8月30日から9月1日にかけて30周年記念単独ライブ『O2-T1』を開催。追加公演を含め即完売するほどの人気ぶりである。現在、2人はテレビやラジオのレギュラー番組に多数出演する他、太田は執筆活動も手がけ、ベストセラーを生み出す才能も持つ。しかし、歯に衣着せぬ物言いが火種となり、騒動を起こすこともしばしば。今回、太田に襲いかかった“裏口入学騒動”は今後、裁判沙汰に発展する恐れがあるが、どちらに軍配が上がるのか注目だ。