ルーレットの体験は平野莉子がリポートします。
まずはゲームを体験。玉が落ちるのでは、と思う数字にチップをベットします。ディーラー役の講師の方が玉をルーレット盤に投げ入れ、莉子はさらにチップを置いたのですが…。あっ! 40枚を全部使い切ってしまった。でも大丈夫、きっと当たりますから!
結果は…的中なし。莉子はギャンブル運なさそう(泣)。隣のあやちゃんは、大量のチップを獲得。す、すごい。
気を取り直して今度はディーラー役です。ここからが本番ですからね。
まずは玉の持ち方、投げ方を教わりました。卓上の方々にベットを促し、人さし指と中指、親指で玉を持ち、ルーレット盤の端っこのレールに玉が転がるようにしてはじく。意外と簡単そう。
だが、やってみると勢いが出ず、玉は弱々しく転がるだけ。ディーラーは残り1周か2周で玉がルーレット盤上に落ちそうってところで、もうこれ以上は賭けられませんということを伝えるために「NO MORE BET」と声を発しなければならなかったのですが、あまりの回転数の少なさに、その声を発する時間さえなかった…。む、難しい。
さらに莉子の頭を悩ませたのが的中したチップの分配。これが難解なんです。ディーラーには瞬時に計算できる明晰(めいせき)な頭脳も必要です(苦笑)。
気を取り直して、2度目の挑戦。まずはプレーヤーにベットを促し、玉をはじく。おっ、今度は勢いよく転がった。玉の動きを見極めて「NO MORE BET!」。今度は決まったぁー!! 何となくディーラーっぽいことはできたかな。
衣装を着て英語を使いつつのディーラー体験は楽しかった。パチンコやスロットよりずっとスマートで格好いいし、超楽しかったです。
◎ルーレットルール解説
ルーレット盤に投げ込まれた玉が、どの数字に落ちるのかを当てるゲーム。番号を1つ指定するのはもちろん、奇数か偶数を当てたり、黒と赤のどちらの色か、数字や文字が書かれた卓上で2つや3つ、4つや横1列、縦1列など複数の数字を指定することもできる。ベット(賭け方)の仕方によって的中した時の配当が異なる。
ポーカーの体験は長谷川あやが、お伝えします。
今回は現在、世界のカジノで行われているポーカーゲームの主流になっている「テキサスホールデム」を行いました。
さて、長谷川はポーカーの役も分からないド素人。講師の方から配られた役の表を頼りに早速ゲーム開始です。配られた2枚をほかのプレーヤーに見られないように、チラッと見て、場の3枚も見て役を…。う〜む。
これは性格が出るかも。あっさり下りる人、賭け金をつり上げる人などさまざま。私はノリノリのイケイケ。最後までゲームから下りません。
残ったのは2人だけ。むむむっ、相手は莉子ちゃん。いざ勝負! 私のツーペアに対し、莉子ちゃんはスリーカード。完敗です。莉子ちゃんは場にあるすべてのチップを手にして大もうけです。
2ゲーム目でも最後まで粘った私でしたが、実は役なし。それでも、ポーカーフェースを貫き、みんなが下りてくれることを狙ってたのに、1人の方が最後まで下りてくれなくて…敗北です。
次はディーラーの基本動作を教わりました。まずはカードのシャッフル。カードの中身が見えないように切るのですが、難しい。何度やっても中身を見せてしまうんですよね。これじゃ不正とみなされちゃうわ。
また、プレーヤーにカードを配る際にはヒュッとカードを回転させるように投げるんです。カードが裏返ることがなくなり、不正やイカサマがないようにするための動作でもあるのですが、うまくいかない。それでも、練習を重ね、何回かに1回はスマートに投げられるようになりました。
ポーカーはホントに楽しかったぁ。あのハラハラした感じが病みつきになりそう! 早く日本でもカジノができるようにならないかな。毎日、通っちゃいそう(笑)。
◎テキサスホールデムルール解説
まずは各プレーヤーに、2枚の手札が配られる。次に3枚のカードが場に表向きで置かれ、ここからベット開始。1人ずつ順番にベット。そして、場にはもう1枚のカードがさらされて再ベット。さらにもう1枚がさらされてベットという流れ。プレーヤーは手持ちの2枚と場にさらされた5枚のカードのうち、3枚を使ってポーカーの役を作る。
ベットは賭け金をつり上げるか、そのままホールドするか、ゲームから下りるかの3択。「これじゃ勝てない」と思って下りる人もいれば、「これなら確勝」と賭け金をつり上げる人も…。プレーヤー同士の心理的駆け引きが重要な要素となる。
◎突撃後記
取材に行く前に抱いていたカジノのイメージは「いかがわしいイメージしかないんだけど…」(平野)、「なんかダーク。大金が動くし、大人の遊び」(長谷川)とちょっと怖いものでした。
ただ、日本のディーラーの第一人者でもある大岩根成悦校長先生から、話をうかがって印象がガラッと変わりましたね。
海外ではライセンス制度が確立し、不正やイカサマなどができる世界ではないそうです。ライセンス取得にも、過去に犯罪歴がないか、金銭的に破産者ではないかなど審査が待ち受けており、いかがわしいどころか、むしろスキのないクリーンな世界と感じました。
現在、日本では経済効果や雇用促進の効果を見込み、カジノ合法化に向けた動きが各地であるそうです。近い将来には日本にも海外のような、ギャンブルとしてのカジノが誕生する日も近いのかもしれません。早く日本でもカジノができるようになるといいなぁ〜。
日本カジノスクールでは、10月4日に一日体験入学を実施する。詳しくは、同校のオフィシャルHP、http://www.casinoschool.co.jp/まで。