search
とじる
トップ > 芸能ニュース > 声優キャストが続々降板 今秋アニメ化のラノベ、作者のヘイトスピーチが炎上、謝罪へ

声優キャストが続々降板 今秋アニメ化のラノベ、作者のヘイトスピーチが炎上、謝罪へ

 2018年秋TVアニメ化される、『二度目の人生を異世界で』の原作者のヘイトスピーチが問題となり、出演予定だった声優キャストが、現時点で4名降板していることがわかった。

 『二度目の人生を異世界で』の原作は、「小説家になろう」サイトで約1億9000万PVのアクセスがある人気ライトノベルだ。本作は、現実世界で主人公は94歳で亡くなるが、異世界に渡り剣術の才能を開花させ、二度目の人生を送ることになるというファンタジー作品。しかし、日中戦争や第2次世界大戦といった歴史的事実に誤認があるとして問題となっていた。

 これに加えて、その原作者まいん氏のTwitterでの投稿が問題となった。

 まいん氏のツイートを遡ると、「日本が虫国に負けた歴史は、確かないはずなんだがなぁ・・・」「姦国の猿はほんとにシツケが悪いなぁ」「そんな阿保なコト言ってる暇があるなら、ハングル勉強して姦国行け」といった中韓への差別的なヘイトスピーチを繰り返しており、「中韓ヘイト丸出しのネトウヨ」とも揶揄されていた。

 アニメ化決定の情報を受けて、ネット上でも徐々に話題が広がっていた。昨夜、まいん氏はTwitterで「不適切な表現がありましたことを深くお詫び申し上げます」と、過去のツイートについて突然ともいえるタイミングで謝罪している。

 まいん氏の謝罪ツイートに対し、「ぜひ土下座して謝れクソ」「もう遅い」「アニメ化が潰れそうだから謝っただけだろ」などの批判や、中国語によるリプライも目立つ。「中国人はあなたの謝罪を必要としないので、このアニメの制作をやめてください」との声もあり、アニメ化そのものさえ凍結される可能性が出始めている。

 降板を表明したキャストは、主人公・功刀蓮弥役の増田俊樹氏、ローナ=シュヴァリエ役の中島愛氏、シオン=ファム=ファタール役の安野希世乃氏、創造主役の山下七海氏。それぞれ公式ツイッターや所属プロダクションの公式サイトにて、一斉にファンへのお詫びと報告を伝えている。

 降板を発表したキャストたちのツイートへの反応を見ると、「本当によかったです。ファンも安心しました」「中国ファンも安心しました」「生涯のために、これは賢明なご判断です!」などの声が上がっており、国内外のキャストファンたちは本作に関わらないことを安堵している様子。

 これまでTVアニメ化の制作中止・凍結されたものは少なくないが、その多くは資金調達が苦しくなるなどの制作サイドの問題や、大きな天災が起きた被災地への配慮によるものだった。それに比べ、今回の問題は原作者自身が火種を作った稀なケース。

 まいん氏はTwitterで「『小説家になろう』上の該当する箇所の公開を停止し、二度と皆様に不快な思いをさせることの無いよう改めて内容を精査いたします」としており、書籍版についても出版社と修正の相談をしていくという。ツイッターアカウントも削除することを表明しているが、ここまで広がってしまった余波はどう収束するのだろうか。今後のアニメ制作サイドとまいん氏の動きに注目したい。

関連記事


芸能ニュース→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

芸能ニュース→

もっと見る→

注目タグ