広島から巨人にFA移籍した丸佳浩の人的補償として、昨オフ巨人から移籍してきた長野。プロ入りから9年を過ごした巨人で新人王(2010年)、首位打者(2011年)、最多安打(2012)などのタイトルを獲得した選手とあって加入当時、ネット上では「丸の穴を埋めてくれる」と期待を寄せる広島ファンも少なくなかった。
しかし、迎えた今シーズンは72試合の出場にとどまり、「.250・5本・20打点・45安打」とファンの期待には応えられず。打撃3部門全てで自己ワーストの成績になってしまったことにより、球団とは今オフ、5000万円ダウンの年俸1億7000万円(推定)で契約更改した。
北別府氏は「長野選手の存在が若手選手の刺激になっていることは間違いありません」と、若手選手に対し積極的にアドバイスする様子もしばしば伝えられる長野の姿勢や取り組みを評価。
一方、若手への献身的な姿勢以外の部分については、「いてくれたら良い存在ではないですね」と一言。現状では成績面でチームに貢献しているとはいえず、ファンの支持を得るような存在になれていないということを示唆した。
その上で、「もっと出場試合を増やし長野選手が活躍してくれたらリーグ優勝へ近くなることか」と来シーズンの奮起を求めていた。
今回のブログを受け、ネット上のファンからは「来年はやってくれるはず、レギュラーとしてバリバリ活躍してほしい」、「給料に見合った数字を残してくれ、本当に頼むぞ」、「35歳のロートルに期待しても無駄な気がする」、「どうせ打てないなら長野より若手を使った方がよっぽどマシだろ」といった反応が多数寄せられている。
契約更改を報じる報道の中では、「カープファンにかっこいい姿を見せたい」と思いを語ったことも広く報じられている長野。今シーズンの悔しさをバネに、来シーズンは広島ファン、そして北別府氏に「かっこいい姿」を見せることができるだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
北別府学氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/manabu-kitabeppu/