芝では詰めの甘さが響き、なかなか勝利をものにできないレースが続いていましたが、3走前のギャラクシーSでダートへ路線変更。好位追走から抜群の手応えで最後までよく伸び、約11か月ぶりの美酒を味わいました。
ある程度、砂を被っても大丈夫でしたし、レースセンスはさすが“ベテラン”です。マイルCS4着などGIでも好走している力量馬ですから、適性があればこれくらいは走って当然といえるのでしょう。
ここ2戦は、根岸Sが16kg増で過去最高の526kgの馬体重…少々立派すぎたのかな?また、不良馬場を経験したのも初めてでしたし、左回りはどうにもこうにも相性が悪いように感じます。それから中1週で臨んだ前走のすばるSは道中2番手で掛かり気味。もしかしたら砂を被りたくないっていう一心だったのかも…。それでも踏ん張って3着はアッパレです。
中間は抜群の動き。掛かることなくスムーズな走りを披露しています。ダ1200mは初めてですが、芝ほどスピードを要求されず、折り合いにも苦労しませんから最適な条件です。芝とはいえ、3勝を挙げている中山はきっとお気に入りの場所に違いありません。