この時期に気になるものといえば、やはり「雷」ではないだろうか。外出時の落雷はもちろん、パソコンが普及した現代においては、雷サージも恐ろしい。被害に遭う前に、雷害対策をしっかりご準備いただきたい。
そんなこの季節にオススメのパワースポットがこちら。群馬県邑楽郡板倉町の「雷電(らいでん)神社」だ。その名の通り、雷の神様をお祀りしている。その歴史は古く、聖徳太子の時代まで遡る。その伝説は以下の通りである。
聖徳太子が板倉を通りかかった際、馬を休ませるために立ち寄った伊奈良の沼で、太子が禊(みそぎ)をされた。すると水面に金色の光が輝き、天から声が響いた。
「わたくしは別雷神(わけいかづちのかみ)である。七難を消除し、風水不順の災いを免れしめよう」(境内案内板「雷電沼の伝え」より)
この天の声を聞き、聖徳太子が祠を祀ったのが雷電神社の最初とされる。
境内は「雷除け」は勿論の事、「火防」「氷嵐除け」「電気・通信安全」、そして「雨乞い・豊作」を願う参拝者で賑わう。そう、雷は損害ばかりではなく、豊かな実りももたらしてくれる。「稲妻」の語源は「稲のつま」、つまり雷が田へ落ちると稲が実るという太古の信仰からきている。雷電神社は遙かな古代ロマンに想いを馳せ、自然の驚異を再確認できる癒しのパワースポットである。
なお板倉雷電神社では、6/27(日)午後2時から「夏越大祓式」、7/7(水)〜7/14(水)の午前9時から午後3時まで「聖徳太子御尊像御開帳」が予定されている。この夏、足を伸ばしてみてはいかがだろうか。
(ミルキィヨーコ 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou