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雨にぬれる花、あじさい、花菖蒲…間もなく見ごろか

 梅雨とは、東アジアに発生する特有の雨期、またはその時季に降る霖雨(りんう)をいう。日本では古くは五月雨(さつきあめ)・さみだれと呼ばれ、江戸時代に梅雨と呼ばれるようになった。

 梅雨は黴(かび)が生じやすい時期だが、初夏を彩るあじさいや花菖蒲(はなしょうぶ)が咲きほこる季節でもある。

 神奈川県小田原市の「小田原城東堀・花菖蒲園」では、6月4日から26日まで、「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が開催されている。8000株の花菖蒲と2100株のあじさいが、訪れた見物客の目を楽しませている。期間中、ライトアップがされ、土日には小田原城天守閣の開園時間が延長されている。

 小田原城は、相模の戦国大名・北条氏の居城で、小田原の役で、豊臣秀吉が「一夜城」と呼ばれた野戦陣地を短期間に築いた場所としても有名。小田原市観光課によると、10日現在、あじさいは咲き始めたころで、花菖蒲は早咲きが開花しているという。見ごろは天候にもよるが、6月中旬ではとのこと。また、小田原城周辺の住民のなかには、早朝の散歩に訪れて、朝露にぬれるあじさいや花菖蒲を楽しむ人が多いそうだ。

 神奈川県鎌倉市にある長谷寺は、相模湾を臨む山の斜面にある。境内の「眺望散策路」では2500株のあじさいが花を咲かせる。長谷寺によると、10日現在、西洋あじさいは三分咲きで、天候にもよるが、15日前後が一番の見ごろではという。

 また、鎌倉市にある明月院(めいげついん)は「あじさい寺」と呼ばれるほどの名所。花菖蒲の見どころとしては、都内では渋谷区の明治神宮らが知られている。ほかにも、身近な公園で、梅雨の季節を彩る花が植えられていることもある。

 梅雨が明ければ夏本番。夏を待つ間、雨にぬれる花を楽しんではいかがだろうか。(竹内みちまろ)

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