今回、決定カード第1弾として、メインイベント〜爆破甲子園トーナメント決勝戦=電流爆破6人タッグデスマッチ、大仁田厚&新井健一郎&トーナメント決勝進出者A 対 高木三四郎&青木真也&トーナメント決勝進出者Bが発表された。
ドラゴンゲート所属でありながら、首都圏を中心としたインディー団体を渡り歩き、タイトルコレクターとしてインディー団体の壁となっている新井(アラケン)と、高木、青木の絡みは新鮮。そこに爆破というアイテムが加わるのだから、どんな展開になるのは全くの未知数だ。青木もDDTに参戦しているが、13日にはアジア最大の総合格闘技団体ONEチャンピオンシップ東京・両国国技館大会で勝利を収めるなど、格闘家としての力もまだ衰えていない。大仁田もこれまで高山善廣や藤原喜明らUWF系の選手を爆破のリングに上げてきたが、青木が爆破のリングに上がると異彩を放つのは間違いない。
大仁田は青木の参戦にこうコメントした。
「青木選手が爆破甲子園に参戦するそうだな。格闘家として歩んできただろうが、一生一回、邪道ワールドを味わってみろよ。人生の中で無駄なことなんてない。たとえそれが、成功でも失敗でも。失敗もまた真なり」
自身については「俺も爆破甲子園のリングで今まで以上のものを見せるつもりだ。青木選手含めまだ実際に見たことないヤツもいるだろうから、10月24日に電流爆破実験を行う。新しく威力の倍増した電流爆破を見せてやる! 海外からも爆破甲子園に出たいと参戦希望が届いているから、今後の大会の対戦カードにも注目してくれよな」としている。
大仁田は青木に「邪道ワールドを味わってみろ」と言い放った。24日には電流爆破実験も行うという。大仁田がFMWを旗揚げし、電流爆破マッチを始めた頃は、対戦前に電流爆破実験を行っていた。当時のFMWはプロレスラーだけでなく、元プロボクシング世界チャンピオンのレオン・スピンクスなど、いろいろな格闘家が上がってデスマッチをしていたものだ。その頃のFMWを夢中で見ていたのが高木である。今回の『爆破甲子園』は初期のFMWを目指しているようなムードを感じる。
なお、爆破甲子園トーナメント1回戦は2試合(試合形式は電流爆破デスマッチ以外で未定)行われ、今大会は全5試合を予定しているとのこと。今の時代では許されないような破天荒な闘いを期待したい。
(どら増田)