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【週刊テレビ時評】衆院選開票速報特番は“反則技”使ったテレ朝がテレ東と並び民放トップタイ!

 まさに抜き打ちで衆議院が解散となったことで、12月14日に衆院選が突如行われることになり、NHKが大河ドラマ「軍師官兵衛」最終回の放送を21日に延期するなど、各テレビ局は対応に追われた。

 衆院選開票速報特番の視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は、NHKが14.6%(午後7時50分〜9時)で首位。民放ではテレビ朝日の「選挙ステーション2014」とテレビ東京「池上彰の総選挙ライブ」が11.6%でトップタイだった。その時間帯はテレ朝が午後7時59分〜9時、テレ東が午後7時50分〜10時。

 テレ東は昨年の参院選特番「池上彰の参院選ライブ」でも10.3%を獲って、民放トップであったため、選挙特番において、2回連続で民放首位の快挙達成。

 テレ朝はテレ東と並んでトップタイとなったが、これは“反則技”を駆使してのものだった。同日、テレ朝は羽生結弦が出場する「フィギュアスケートグランプリファイナル2014」男女フリーを放送予定であったが、予定を変更。

 ところが、選挙特番なのに、随所にフィギュアの映像をはさむ形で、フィギュアを見たい視聴者をクギ付けとして視聴率を稼いだ。従って、今回のテレ朝の視聴率は純粋な選挙特番の視聴率ではない。放送権を持っていたため、やむを得ない措置とはいえ、こんな反則を使うくらいなら、いっそ選挙特番自体を放送せず、フィギュア中継のなかで開票速報を流した方が、よほどスッキリして良かったのでは?

 他局の選挙特番視聴率は、日本テレビ「ZERO×選挙2014」が10.1%(午後7時58分〜10時)、フジテレビ「FNN衆院選2014『THE SENKYO〜ニッポンをしゃべり倒す!〜』」が6.9%(午後7時58分〜9時30分)、TBS「乱!総選挙2014」が4.2%(午後7時57分〜10時)だった。

 選挙のため、フジも大きな変更を余儀なくされた。当初、午後7時から「THE MANZAI 2014」を放送予定であったが、午後5時30分〜7時58分に繰り上げ。このため、15.4%の好視聴率を獲ったテレ朝のフィギュア中継(午後5時55分〜7時59分)とガチンコ対決せざるを得なくなり、その視聴率は11.0%にとどまり、過去最低となった。

 ふだん、20%前後の数字を獲っている日本テレビ「ザ!鉄腕!DASH!!」(午後7時〜7時58分)も、羽生のフィギュア中継の余波を受けて、15.4%と大きく下げた。

 連続ドラマでは、前週、フジ「FNS歌謡祭」の影響で数字を下げた「きょうは会社休みます。」(日本テレビ/綾瀬はるか主演/水曜日午後10時〜)第9話(10日)は15.9%と、再び上げた。いよいよ、17日は最終回となるが、どこまで数字を上げることができるか?

 米倉涼子主演「ドクターX〜外科医・大門美知子〜」(テレビ朝日/木曜日午後9時〜)第10話(11日)は、10週連続大台突破の24.8%で過去最高。こちらも、18日が最終回となる。

 中島健人主演の深夜ドラマ「黒服物語」(テレビ朝日/金曜日午後11時15分〜)最終回(第8話/12日)は6.9%と低調だった。

 丸山隆平主演「地獄先生ぬ〜べ〜」(日本テレビ/土曜日午後9時〜)最終回(第10話/13日)は9.5%と1ケタ台で幕。

 小栗旬主演「信長協奏曲」(フジ/月曜午後9時〜)第10話(15日)は11.4%で、10〜11%台が定位置となった。

 竹野内豊主演「素敵な選TAXI」最終回(第10話/16日)は10.0%とイマイチだった。
(坂本太郎)

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