12月11日に放送された第10話の視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は24.8%まで上がり、今クールの民放ドラマでは最高の数字となった。
同ドラマは、初回=21.3%でスタート。以降、第2話=20.9%、第3話=20.8%、第4話=23.7%、第5話=22.2%、第6話=23.6%、第7話=22.8%、第8話=21.8%、第9話=21.6%と推移し、10週連続で20%を突破。このままいけば、昨年7月期のTBS「半沢直樹」(堺雅人主演)ですら、成し遂げられなかった全話での大台突破が見えてきた。
10話までの平均視聴率は22.3%で、第1シリーズ(12年10月期)の19.1%を上回るのは確実で、最終回でひときわ高い視聴率を出せば、第2シリーズ(13年10月期)の23.0%を超える可能性も出てくる。
7月期までに放送された民放の連ドラで最も高い視聴率を出したのは、木村拓哉主演「HERO」(フジテレビ)の第2シリーズ(7月期)で、全11話の平均視聴率は21.3%で、これを超えるのは間違いなさそう。
さらに、NHKでは、連続テレビ小説「花子とアン」(吉高由里子主演/3月31日〜9月27日)が全156話の平均22.6%を記録しているが、これを抜けば、「ドクターX」がNHKを含めた全局における今年の最高視聴率(全話平均)を獲った連ドラとなる。
昨年の第2シリーズ最終回は26.9%の高い視聴率をマークしており、「花子とアン」超えも十分射程圏に入る。
最終回は18日に90分拡大スペシャルでオンエアされる。米倉の意向もあり、「ドクターX」シリーズは今回がファイナルともいわれているが、最終回でどこまで高い視聴率を弾き出すか注目が集まる。
(坂本太郎)