◎メイケイペガスター
○マイネルエテルネル
▲サウンドアリーナ
△スクワドロン
△テイエムイナズマ
「開催No.1」なる勝手な称号が存在するが、要するに一開催中(4週計8日間)に新馬デビューした馬の中で最も強い馬を指すわけだが、先月の4回阪神競馬のそれにはメイケペガスターを推す声が圧倒的だ。スローペースの直線勝負になり、前が横一列でメイケイに進路はなかったものの、一瞬、開いたスペースに凄い瞬発力で入って行き、上がり3F推定33.0秒の末脚で差し切った圧巻のレースぶり。同馬を管理する木原調教師が、レース後のダメージを心配するほどの舌を巻く末脚だっただけに、観ている側には相当なインパクトがあった。相手関係が厳しくなったここでも同じような競馬ができるか、あるいは同じような脚を使えるか、上へ行けるかどうかの試金石ではあるが、只者ではない素質があることは確かだ。仮に今回がダメでも先々には必ず走ってくる。そんな期待を込めて◎。
相手には小倉2歳Sの勝ち馬マイネルエテルネルを。デビュー2戦から一気に400m延びるマイル戦への不安はあるものの、比較的折り合いのつくタイプのようだし、息さえ入ればこなせるのでは。こちらはマイネル軍団の「世代No.1」として、ここでいい競馬をして暮れの朝日杯につなげたい、そんな思惑だろう。以下、新潟2歳Sでは引っ掛かりながらも3着に踏ん張ったサウンドアリーナ、08年スプリンターズS覇者スリープレスナイトの全弟スクワドロン、前走、出遅れながらも3角からまくってそのまま押し切ったテイエムイナズマあたりをおさえておきたい。
【馬連】流し(7)軸(1)(9)(10)(12)
【3連単】フォーメーション(1)(7)→(1)(7)→(9)(10)(12)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。