名牝ブエナビスタも秋華賞では、先に進出を始めたレッドディザイアにわずかな差で負け(走行妨害により結果3着)、次走のエリザベス女王杯では逃げ馬に穴を開けられ3着という例もあった。同様にジェンティルドンナを封じるにはジェンティルドンナよりも前の位置からの競馬しかない。しかし、秋華賞を前に早くも自らが先行し他馬を寄せ付けない走りを披露されては、他馬にもう手立てはないのかもしれない。
しかし、不気味なのは対ジェンティルドンナで3戦連続2着となっているヴィルシーナ。これまでとは違い、今回はジェンティルドンナより後ろの位置に付けていた。もしかしたら対抗できる唯一の策を隠したのではないかと勘ぐってしまう。「あくまで前哨戦」という意識が強かったのはジェンティルドンナよりヴィルシーナか。
ジェンティルドンナとの真っ向勝負では敵わないということが今回証明された。しかし、これまでの通りジェンティルドンナより前に付けたらどうだろう。レッドディザイアのようにヴィルシーナが秋華賞で一矢報いる可能性もあるはずだ。
〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。応援宜しくお願いします! Twitterで競馬ネタをつぶやいているのでチェックして頂けたら嬉しいです! アカウントは「@minoru1202」