昨春に1000万突破後は、なかなか勝ち星に恵まれなかったエムオーウイナーが今年に入り大変身。「(ニホンピロ)ウイナーの仔は仕上がり早の割に晩生」と服部師が言うように、6歳を迎えて2連勝といよいよ本格化を果たした。
シルクロードSは出負け気味のスタートもスッと先団に取りつくと、最後までしっかりとした脚取りで上がり3F34秒0を計時。しかも、師いわく、「馬は若干、立派すぎる感じ。中間は苦しそうな雰囲気もあった」状態でのものだから恐れ入る。
舞台となる中京1200mは<1101>と好相性。また勝ち鞍が函館、京都、そしてこの中京に限られているように、平坦巧者であることは実績がそのまま示している。近年は人気馬の敗戦が目立つこのレース。今年も伏兵の大駆けがあってもおかしくない。