撮影チームが撮影準備をしている間の代役として現場で使われていた無名の男が、ユアンに対しゾッとするような詩を書いたことで、映画会社エクゼクティブ達はタイ、パンガー県での『ザ・インポッシブル』の制作を中断決定した。
詩の中で、「お前の目を見ながらナイフをねじ込む」などと、ユアンの死の可能性が書かれていた。
2004に発生した津波で離ればなれなった家族を見つけるストーリーのこの映画の製作は中止されたが、その脅迫の性質上から警察沙汰にはならなかった。
地元製作チームのサンタ・フィルムズの一員は、「男が詩を書いただけなのでタイ警察を呼ぶことが出来ず、もし呼んでもきっと理解してもらえなかったでしょう。その代わり、確執は全くありません」「そのエキストラは1週間必要なく、時間が来たら連絡すると言われていました」「しかし彼は呼ばれませんでした。少し目つきがおかしくて、挙動不審でした。プロデューサーたちはその男に過大なリスクがあると判断しました」とコメントした。
そのユアンにストレスを与えた犯人は、タイに住むアメリカ人男性で、1日60ポンド(約7700円)ほどの給料をもらい、ユアンのトレイラーを使うことは許されていたが、ユアンと同時にセットにいたことは一度も無かった。
スコッティッシュ・サンに前出の関係者は、「その男は後で、現在タイで撮影されている『スコーピオン・キング3』に出演応募していることを知りました。これから先、問題が無いことを祈っています」