「酒井被告と高相被告はまだ離婚していないが、公判が結審するまでに離婚することは確実。となると気になるのは、長男の親権争いの行方だが、大半のケースは母親にいきます。ただし、両親が2人とも逮捕された今回のケースはかなり揉めることになりそうです」(司法担当記者)
酒井被告、高相被告の逮捕による一番の被害者は残された長男。「新学期は始まったが、登校はせず、酒井被告が逮捕前に預けた、同級生の母親のもとにいる」(女性誌記者)というが、そこで孫の“世話役”として名乗り出たのが高相被告の母親だ。
「酒井被告を担当する弁護士を通じて、『なんとか(長男の)面倒をみさせてもらえないか』と頼んだ。ところが、高相被告の母親はそのついでに、酒井被告に『息子の保釈金を出してもらえないか』と頼んだため、酒井被告は不信感を募らせて申し出を断ると、高相被告の母親は渋々納得した」(同)
酒井被告としては、「結審後は、6日間の逃亡期間に一緒にいた継母と、長男の3人で穏やかに生活しようとしている」(同)と、すでに自分なりの未来像を描いているようだ。そもそも高相被告の家族とは以前からうまくいっていなかったという話もある。
「高相被告は酒井被告と結婚当初から、ロクに仕事もせず遊び回っていた。そうなったのも、高相被告の母親が息子に何も言わずに甘やかしていたから。そんな高相被告の母親に、愛する長男を預けたくはないはず」(同)
しかし、酒井被告は先に所属事務所を解雇されているため、今後、収入のメドは立たず。さらに、継母も特に収入があるわけではないから、すんなり長男の親権を得ることができるかどうかは微妙だという。
「高相被告も収入のメドはないが、父親が都内でスキーショップを経営しているので、育児を全面的にバックアップすることを主張すれば、酒井被告よりも親権争いで有利に立てるのでは」(ベテラン芸能記者)
となると、酒井被告は周囲の人物の協力を得るのが得策のようだ。
「逃亡を手助けしたとされる建設会社の会長が何らかの形で協力することになるだろう。そうならないと、育児をするだけの収入がないから高相被告に親権を奪われる可能性がある。話し合いがつかなければ、高相被告との親権をめぐる法廷闘争に発展しかねない」(同)
さすがに、両親の逮捕は知っているだろうが、ほかには何も知らないであろう長男がやはり一番の被害者に違いない。