番組では、ミュージシャンでDJのモーリーロバートソン氏が、『週刊プレイボーイ』(集英社)ならびに同誌のウェブサイト「週プレNEWS」で問いかけた「日本の『お笑い』はなぜ戦争をネタにできないのか?」のトピックについて、出演者の間で議論がかわされた。
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厚切りジェイソンは「日本はスポンサー制度。激しいこと言ったら稼げなくなるので、多分やらない人が多い。テレビじゃなくて自分のチャンネルでとかでやるしかない。そのあとは一生、普通の芸能活動ができなくなるので、やらない人が多いんじゃないんですか」と裏事情を暴露し、MCのふかわりょうから「パーフェクト」と絶賛されていた。
さらに、元衆議院議員の杉村太蔵氏から「アメリカの番組はスポンサー制度ではない?」と問われると、厚切りジェイソンは「スポンサー制度はあまりなくて、タレントがCM出ることもほとんどないです」とアメリカと日本の事情の違いを解説。
さらに厚切りジェイソンは、アメリカの一人喋りのスタンダップコメディ(漫談)は「面白いかどうかは別として」と前置きをしつつ、「例えば、脅しとして『自分のこと聞いてくれなかったらロシアが入ってきますよ』みたいな話(をする)。ウクライナの人をバカにはしていないんですけど、一応そういうニュアンスが入っていて」と時事ネタを扱うにも、微妙なバランス感覚があると裏事情を語った。
また、厚切りジェイソンは「ウーマンラッシュアワーの村本(大輔)さんが、何か『大麻を合法化しようぜ』みたいなつぶやきでテレビ出られなくなったくらいですよ。その一言だけで」と地上波ではまず触れられない村本のケースにも言及した。
これには、ネット上で「風刺コントは、スポンサーに配慮している日本の地上波テレビでは干されてしまうのが現状でしょう。まさに厚切りジェイソンさんがおっしゃった通り」「単純に笑いだけじゃなくキッツイ風刺もありだもんな。向こうのコメディアン。道化の文化から来て、笑い者だから権力にどギツイこと言える的な」「お笑いの質とか対象者が違うからなあ。日本のお笑いは社会問題をどうこうしたい訳じゃなく コンテンツにしたいだけ。アメリカのコメディは、問題提起から主義主張したいところまで行くだけだって話」といった声が聞かれた。