キスマイは、みんながSMAPを手本にしていた。そんななかでも、木村拓哉を神のように崇めているのは、藤ヶ谷太輔。天下の木村から連絡先を聞きだすという、大胆にして図々しい行動を起こして、メールやLINEをしつこく送信。ドラマ『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』(フジテレビ系)で初共演をはたせたときは、服やジーンズ、かばんや靴などをもらった。しかも、撮影現場で、「木村さんの服ください!」と頼みこむ仰天方法だった。
超太っ腹な木村は後日、藤ヶ谷宛に段ボールいっぱいに詰めこんだ私物を発送。ベストジーニスト賞を受賞するほどのジーパンマニアである藤ヶ谷に、超高額なプレミアをプレゼントしている。
中居正広の司会術を学ぼうと必死なのは、最年長(31歳)の北山宏光。中居は笑福亭鶴瓶、とんねるず・石橋貴明、ダウンタウン・松本人志など、多くの一流芸人と長く共演しているため、仕切りのテクニックは20代で習得済み。そんなエッセンスをまねるべく、北山も20代で芸人ネットワークを拡大させた。
サバンナ・高橋茂雄とは、裸の付きあい。高橋が趣味としているサウナに何度も同行。偶然、出くわしたこともある。
さらに、司会者として百戦錬磨の今田耕司と食事。今田がかわいがっているピン芸人・ハロー植田からも、何かを吸収しようと耳を傾ける。植田は、B'z稲葉浩志のものまね芸人。テレビ露出は北山のほうがはるかに上だが、大人の対応力を磨いている。ザブングル・松尾陽介とも、プライベートで食事をしたことがある。
その松尾と交流しているのは、千賀健永。舞祭組としても活動する千賀は、スピードワゴン・小沢一敬とも仲がいい。小沢は、チュートリアル・徳井義実と作家の3人で一軒家を借りて住んでいるため、徳井とも必然的に親しくなり、有名芸人との距離が縮まった。
生粋のお笑い好きである二階堂高嗣は、出川哲朗とダウンタウン・松本の大ファン。プライベートでは、ジャニーズよりお笑いトークをしている時間が圧倒的に長い。ちなみに、出川、松本とは番組で共演済みだ。
SMAPという黄金のモデルケース。キスマイは、しっかり継承しているようだ。