小橋と共通する得意技が多いことからも、何かと小橋と比較されることが多い潮崎だが、当の本人は「真似ているつもりはないんですけどね」。小橋と共通する得意技の一つムーンサルトプレスを例に取って「高さも自分の方があるし、描く放物線もきれい」と言ってはばからない。
17日の名古屋大会では米国武者修行を前に小橋と組み壮行試合が行われる。潮崎はその舞台で師匠以上に美しい月の孤を描くつもりでいる。
小橋が若手時代に経験できなかった海外武者修行を経験することで、師匠超えを目指す潮崎。「とにかく色んなタイプの選手とやって場数を踏み対応力をつける」と意気込み、「間の取り方、状況を読んだ試合運びを目指したい」と現状打破を自らの課題に掲げる。
また、最大の共通点であるチョップに関しても小橋が右腕だけで放つのに対し、潮崎は「右も左も行けるくらい強度と精度を上げる」と“二刀流”の完成を目指す。もちろんオリジナル技のゴーシュラッシャーも「米国でも使ってるヤツはいないし…」とさらなる磨きをかけ、自らの代名詞に昇華させるつもりだ。
武者修行の集大成としてROHタイトルの戴冠を至上命題に掲げる潮崎。師匠・小橋を超えるべく、闘志をメラメラと燃やしている。