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ディープスカイが引退

 昨年のNHKマイルC、ダービーを制した変則2冠馬、ディープスカイの現役引退が19日、発表された。今後は種牡馬として第2の人生を歩む。

 この日、札幌競馬場事務所で記者会見を開いた昆調教師は左前屈腱炎のため、ディープスカイが現役を引退することを正式発表した。
 同馬は当初、23日に行われる札幌記念を秋のGI戦線へのステップレースとする予定だったが、「今後を考えて」(同師)自重。その後、秋に向けて8日に函館競馬場へ入厩する直前に屈腱炎の症状が出た。

 現在は函館競馬場に入厩しているが、馬場入りはしていない。屈腱炎発症後、およそ1週間、オーナー側と協議した結果、引退→種牡馬入りが決定した。「普通なら復帰可能な状態だが、アグネスタキオンが急死したこともあり、種牡馬入りすることになった」と説明。今後はダーレージャパンスタリオンで繁養される見込み。
 「ダービーを獲ってくれたし、こんなすばらしい馬にめぐり合えてよかった。今後はいい産駒を数多く出すと思うので、仔が活躍してほしい」
 30日、札幌競馬場で引退式を予定している。

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