第4話は、自宅が水漏れしてしまった桑野(阿部寛)の母・育代(草笛光子)が桑野の部屋に転がり込んでくるというストーリー。桑野は水漏れの原因を作ったリフォーム会社と交渉してほしいと、弁護士のまどか(吉田羊)に依頼する。さらに、桑野は妹・圭子(三浦理恵子)から育代の誕生日が近づいているため、誕生日会を開いてほしいと依頼され――という展開となっていた。
前作『結婚できない男』(同)でも、結婚しない息子にやきもきし、あれこれ世話を焼くうちに、桑野の周囲の女性たちと仲良くなるという展開が見られたが、今作においては批判の声が集まっているという。
「今話では、育代と桑野の隣人・早紀(深川麻衣)がマンションで出会い仲良くなり、育代が桑野のマンションから追い出されたことをきっかけに、早紀の部屋で、ゆみ(平祐奈)、まどか、有希江(稲森いずみ)がなぜか集まり、育代の誕生日会をすることに。桑野の周囲の女性たちが急速に仲良くなるという展開だったものの、急に仲良くなり、さほど親しくないのにも関わらず和気あいあいと誕生日会を開いているというシーンに、視聴者からは『なんで急に仲良くなってるの?』『知り合ってそんなに経ってない人と誕生日会してもそんなに面白くないと思う』といった困惑の声が聞かれました」(ドラマライター)
前作でも、女性陣が仲良くなるという展開はあったが――。
「前作でも、隣人・みちる(国仲涼子)、夏美(夏川結衣)、沢崎(高島礼子)も仲を深め、終盤では一緒に食事をしたり飲みに行くシーンもありましたが、みちると夏美は当初は仲良くなく、一緒に漫画喫茶通いをし始めたのも回を重ねてから。みちると沢崎が会ったのも後半になってからということで、自然に仲良くなったという印象が強くありました。一方で、本作は大きな理由もなく急速に仲良くなってしまったことで、『前作がどれだけ丁寧だったか分かる』『こういうところも前と比べちゃうんだよな』といった声も見受けられました」(同)
あまりに不自然な展開には、多くの作品ファンが不満を抱いてしまったようだ。