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スプリングS(JpnII、中山芝1800メートル、22日) アベコーの気になる推奨馬は!?

 季節はずれの暖かさに桜前線が北上してきました。みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。

 春のクラシックを目前に控えて、ステップレースもヒートアップ。日曜日の阪神では天皇賞の前哨戦「阪神大賞典」が行われます。当日は小雨との予報。小雨となれば、記憶に新しいのが日経新春杯で見事な圧勝劇を飾ったテイエムプリキュア。小雨が降る京都の2400メートルを堂々、3馬身1/2差の逃走劇。有馬記念2着のアドマイヤモナークが、5馬身もちぎられてしまったのですから、衝撃的な内容です。
 京都記念で優勝したアサクサキングスが2200メートルを2分14秒6。テイエムプリキュアは通過地点の2200メートルで2分13秒8。比較的緩みのないペースで飛ばしていてのワンサイド勝ち。今回も単騎のマイペースは必至。課題の56キロと、3000メートルを乗り切ると天皇賞・春も楽しみです。

 さて、中山では注目の皐月賞TR「スプリングS」です。朝日杯FSで強烈な末脚を見せたフィフスペトルは武豊騎手を背に復帰。また、若駒Sを余裕の3馬身1/2差で圧倒したアンライバルドが、岩田騎手を配して関東初見参。同様に中山が初めてのリクエストソング。おそらく賞金的に皐月賞に出走できそうなのは1700万以上。ほかは全力投球で出走権を取りにくるはずです。

 で、狙ったのがセイクリッドバレー。前走の水仙賞で2勝目。その水仙賞が着差以上の完勝。暮れの葉牡丹賞では、大器トーセンジョーダンの2着。そのトーセンが共同通信杯でブレイクランアウトの2着。勝ち馬は朝日杯FSで大接戦の3着。その比較から推察すると、セイクリッドバレーも重賞級の能力の持ち主です。
 さらに、京成杯では4角で厳しい競馬になりながら0秒2差の大接戦。すでに中山芝は5回も走っている手慣れたコース。加えて一戦一戦、馬体が増えてきているのは間違いなく成長の現れ。タニノギムレット産駒らしいガッシリとした馬格。そして、混戦に強い勝負強さも身に付けて風格さえ感じられます。今週の調教ではビッシリと追われてすごい迫力。さあ、権利取りへ向け、全力疾走です。

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