『R-1ぐらんぷり2019』優勝により放送された今回の番組。毎年優勝者は好きなように番組を作ることができるのだが、粗品が取り組んだ企画が前例になく、ネットやテレビマンを驚かせたというのだ。
彼が取り組んだのは、『粗品のツッコミ辞典を作ろう!』という街ブラロケ企画。様々な現象にツッコミを入れ、ツッコミの頭文字で50音を埋めていくというもの。しかし、ある箇所に行くと、オープニングに戻り、同じロケをするループ地獄に陥る……途中でループしていることに気付いた粗品は、謎を解きながら、ループ脱出に挑む。ドラマテイストで、伏線が張り巡らされた内容ということもあり、何気なく観ていた視聴者も反応。Twitterでは、粗品と一緒に謎を解こうとするユーザーで溢れ返っていた。
「番組の内容はもちろん、特番前のTwitter連動企画、アシスタントのアナウンサーのブログなどにもヒントが隠されているなど、何度観ても楽しめる内容です。ネットでは謎を考察するユーザーもおり、“謎だらけ…でも面白い!”、“テレビにかぶりついた”、“リアルタイムで観るTVならでは”と絶賛の嵐でした」(エンタメライター)
また、テレビマンもこの企画を絶賛。テレビ東京の佐久間宣行は“志がエグい。やり抜いたのも凄い。で、面白かった。”とコメント。TBSの藤井健太郎も“こういう番組をリアルタイムで見られたら最高だし、テレビの醍醐味のひとつだと思います。”とつぶやいた。
「以前、粗品は自身がパーソナリティーを務める『霜降り明星のオールナイトニッポンゼロ』(ニッポン放送)にて、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で、8話連続同じストーリーが続くループ物があると紹介していました。そちらをモチーフに、『R-1』で何度も準決勝敗退を経験した(=ループした)自身を皮肉っているのだと思います」(同上)
同番組は、謎解きをしながら観ると、さらに細かな演出が発見できるという仕組みとなっている。21日頃まではTVerなどで配信されているので、謎解き好き、お笑い好きは視聴してみてほしい。