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歌舞伎町“裏DVD店”で32万枚押収 ネットじゃ買えない「闇の店」に蠢く客たち

 裏モノのAVに素人で出る子のほとんどが「次のカードの支払いができない」「お金がもらえればOK」という子ばかり。出演承諾書にサインした以上、どんな利用の仕方をされても文句は言えない。
それが無修正だろうがなんだろうが、だ。
 「歌舞伎町でもいまや店舗型の裏DVD屋は数件程度。200件以上が点在した全盛期に比べれば、衰退したと思っていたのですが…」

 ベテラン風俗がこう驚くのも無理はない。現在、ネット販売が主流の裏DVD。一昔前のように店舗に出向かなくても手軽に購入できるだけに、“裏DVD屋”の存在は薄れるばかりだった。ところが、である。
 「11月14日に警視庁が歌舞伎町の裏DVD店を摘発したのですが、なんと押収された裏DVDは32万枚。これは過去最多となります」(全国紙社会部記者)

 つまりは、それらが掃けるほど儲かっていたということだ。
 「同店の経営者らは、2年間で4億円近くを荒稼ぎしていたようです。価格は40枚セットで23000円。1枚200円が相場の今では、やや割高ではあります」(前出・風俗記者)

 値段も高めで店に出向く手間暇もかかるのに、なぜ店舗型の裏DVD店に足を運ぶ客は減らないのか。
 「一番の理由は、証拠が残らないこと。ネット購入の場合、注文時にアドレスや住所、電話番号も記載します。最寄りの郵便局留めにもできますが、購入履歴が残るのは同じ。特に家族のいるお父さんは、自宅に送ってもらうワケにはいかない。さらにネット購入では最近、注文した商品と違うものやデータが壊れたものが送られてくるなどガッカリすることも多いんです。違法なものを買おうとしているだけに、クレームもつけにくい」(同)

 加えて、もう一つの理由がこれだ。
 「ロリ系の援交モノや本物と思われる盗撮モノは、ネット販売では一切扱っていない。目を付けられる可能性が高いですからね。その点、店舗にはそれらのジャンルを密かに置いてあることがある。店のスタッフと親しくなれば、レアな商品のリストを見せてくれる場合があるんです」(同)

 盛況ぶりは何も歌舞伎町に限ったことではない。大阪では、かねてからメッカとされてきた浪速区の恵美須町駅周辺も同様だ。
 「この一帯でも元気に営業中です。以前のようにおおっぴらに看板を出す店はさすがに姿を消しましたが、雑居ビルに『営業中』とだけ出しているので探すのは簡単。最近では外国人観光客が多く訪れ、ごっそり買い込んでいくことが多いようです」(地元記者)

 警察vs闇の店の攻防はまさにイタチごっこなのだ。

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