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元相方の不祥事によって生まれた? 話題の“ネオ渋谷系”漫才コンビ

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りんたろー

 お笑い芸人という職に就いておきながら、人を笑顔にする任を放棄した者がいた。その末路にあったのは、逮捕・所属事務所を解雇という悲しすぎるリアル。元芸人は当然、表舞台から姿を消した。では、残された元相方はその後、どのように自立していくのか。そんな2人が漫才コンビを組んだ。りんたろー&兼近大樹による「EXIT」だ。

 老人ホームで介護のアルバイトをしているりんたろーはかつて、「ベイビーギャング」というコンビ名で活動していた。元相方の北見寛明は、190㎝の長身に、EXILEのメンバーにいそうなワイルド系イケメン。その完成しすぎた容貌で、ド新人時代から、今田耕司ほか多くの先輩芸人からかわいがられた。よしもとのイケメンアイドルユニットで結成された「L.A.F.U.」のリーダーも務め、山ほどあるモテ実話で『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)に出演できるチャンスまでつかんでいる。

 ところが16年、無免許運転による道路交通法違反で逮捕。実はこの3年前もすでに無免許運転で免許取消になっており、再取得をしていなかった。つまり、再犯だった。この一連を裁判傍聴芸人・阿曽山大噴火がラジオで生報告したことによって、事が明るみに出て、北見は事務所との専属契約を解除された。

 17年11月に、芸能活動を再開。今年3月、ビートたけしの退社・独立で大揺れだったオフィス北野に、まさかの所属。現在は舞台役者、ラジオパーソナリティーとしても活動している。

 「いっぽうの兼近さんも、コンビの元相方が不祥事を起こしています。罪状はひれ伏されたままですが、昨年は芸能活動を辞めざるを得なかったようです。すでにピン芸人として活動を再開しているというウワサも……」(スポーツ新聞の記者)

 紆余曲折を経て、昨年末に誕生したのがEXIT。ネオ渋谷系漫才と呼ばれるチャラさ全開の芸風は、いっけんウザい。しかし、『ゴッドタン』(テレビ東京系)で「今のバラエエィで売れそうな若手芸人」部門で第1位に輝くだけあって、ネタの構成はかなりマジメだ。

 コンプライアンスがより強化されている今の芸能事務所。チャラ&ウザ路線が芸人の本質ではないことを見抜かれるのは、マイナス要素か。

(伊藤由華)

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